昨今,車は肥大化してきています.
CクラスやCLAも例外ではなく,モデルチェンジの度に大きくなっています.
CLAは現行型が2代目ですが,先代を見かけると小さいと感じてしまいます.
CLAとCクラスは似たサイズ感ではありますが,歴史と共にどのように変化してきたのか見ていきます.
先代CLAデビュー当初(2013年)
先代CLAのボディサイズは全長4640,全幅1780,全高1430mmです.
当時のCクラスは先先代にあたるW204型であり,全長4595,全幅1770,全高1445mmでした.
意外にもCLAの方がボディサイズでCクラスを上回っていました.
CクラスがW205へモデルチェンジ(2015年)
CクラスがW205型にフルモデルチェンジを遂げるとCクラスは大きくなりました.
全長4690,全幅1810,全高1445mmとなり,CLAよりも一回り大きいサイズ感になり,ヒエラルキーの逆転は解消されました.
CLAがフルモデルチェンジ(2019年)
2019年にCLAがフルモデルチェンジすると,こちらも大型化されました.
全長4690,全幅1830,全高1430mmになりました.
この時点で全長はW205 Cクラスとピッタリ同じになり,全幅は20mmCLAの方がワイドになりました.
この時点でCLAは実はEクラスよりもワイドなトレッド幅を手に入れました.
CクラスがW206型へモデルチェンジ(2021年)
CクラスがW206型(現行)にフルモデルチェンジを果たすとさらに大きくなりました.
全長は4775,全幅1820,全高1435mmとなり,CLAよりも85mm長くなりました.
W205のCクラスが登場したときのCクラスとCLAの全長の差は50mmだったので,過去最高に全長で差がついたということになります.
一方,全幅はCLAの方がワイドという関係性が継続しています.
まとめ
メルセデスは基本的にヒエラルキーの逆転は許さないメーカーですが,CLAとCクラスのサイズ差はGLA/GLBとGLCの格差よりも小さいです.
走行性能についてはFFとFRの違いもあり,別物ですが,見た目だけであれば大差ないサイズ感に仕上がっています.
ただ,価格差も意外と近いので悩ましくもあるのですが・・・.
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