昨日、C220dのパワートレインの評価について記事にしました。
今回は快適性、静粛性面についてです。
乗り心地は?
AMGライン付きなのでスポーツサスペンション搭載車でした。
AMGラインなしだとAGILITY CONTROLサスペンションと呼ばれるセレクティブダンピング(電子制御ではない機械式の減衰力切り替え)のサスペンションが標準装備なので、おそらくスポーツサスペンションも同様の機構でより硬めの味付けとなっているものと想像できます。
ドライバーズパッケージは非搭載でしたので、電子制御ダンパーや後輪操舵は装備されていません。
それでも結論としては申し分ない乗り心地でした。
決してふわふわ柔らかいわけではなく、適度な硬さを維持しながら路面からの入力を適切にいなしてくれます。
CLAの場合はもう少し強くダイレクトにハーシュネスが入ってきてしまいますが、Cクラスは本当に滑らかです。
路面に絨毯がひいてあるような乗り心地です。
電子制御ダンパーはないので、微低速域での荒れた路面は少しハードに揺すられるシーンも無くはないですが、それでもCLAより明らかに上質です。
高速道路の繋ぎ目など、入力スピードが速いショックは非常に得意で圧倒的な快適さをもたらしてくれます。
ディーゼルエンジンの振動も皆無なので、本当に「高級車に乗っている」という気分に浸れます。
この感動はCLAでは残念ながら味わえません。
操縦安定性は?
ステアリング操作に対する反応はCLAに似たような感じです。
決してダルな感じではなく、スポーツセダンとしても楽しめるレベルだと思います。
高速道路でハイペースの高速巡行も試しましたが、CLAよりもさらに直進安定性が高かったです。
個人的には前輪駆動のCLAの方がもしかしたら直進安定性で上回るのではないか?とも思っていましたが、結果的には乗り心地の良さ、静粛性の高さも相まって、CLAより10km/h程度低い速度で走っているのではないかと勘違いしてしまうような実力があります。
さすがプレミアムDセグメントのメートル原器と言われるCクラスだと感動しました。
静粛性は?
エンジンからの静粛性はCLA200dより2回り、3回り上級に感じました。
ロードノイズに関しては1回り上級というイメージです。
荒れた路面での高速巡行はCクラスでもそこそこロードノイズが入ってきます。
このあたりにこだわる方はEクラスやSクラスをどうぞという割り切りを感じる部分かもしれません。
まとめ
CLA200dとC220dでここまで大きな差を見せつけられるとは・・・と驚きました。
私のようにCLAのデザインがとにかく好きという方でなければ、できるならCクラスを選んでおいた方が幸福度の高いメルセデスライフを送れるのではないかと思います。
中古車相場ならCクラスの値崩れは大きいのでおすすめですよ。
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