2022年2月17日,新型CクラスにC180が追加され,国内での予約受付を開始されました.
スペックは?
エンジンはC200のデチューン版でM254という型式は共通です.(1.5L直列4気筒です.)
最高出力170PS,最大トルク250Nであり,C200の204PS,300Nからは引き下げられています.
ただし,先代とは異なりC180にもC200と同一スペックのISGが装備されマイルドハイブリッド化されています.
燃費はWLTCモードで14.2km/LとC200と同一です.
車重も10kgしか変わりません.
トランスミッションは9速ATでC200と同一です.
装備は?
C180はヘッドライトがLEDハイパフォーマンスライトに留まります.(DIGITALライトは装備不可です.)
プライバシーガラスもAMGラインへの抱き合わせに変更されています.
それ以外はC200と同一です.内装色の設定なども差別化されていません.
価格は?
C200セダンは651万円ですが,C180は599万円です.
ギリギリ600万円を切ってきました.戦略価格に思えます.
装備差も少なく,同じマイルドハイブリッドを搭載し,エンジンスペックが少し劣るだけなので結構お買い得だと思います.
C200のDIGITALライトは確かに魅力的ですが,本国では使用できる路面に横断歩道を描く機能などは封印されているので,国内ではメリットがやや薄いです.
アダプティブハイビームの使用機会が少ない都心部ユーザーならなおさら,積極的にお勧めできる気がします.
お買い物車として街乗り中心の用途ではC180でも十分以上のエンジンパワーです.
仮に,遠出するとしても常識的な速度域では全く不満はないでしょう.
なお,C180のオプション価格はインフレを考慮し,C200よりも微妙に値上げされていますw.
まとめ
BMWが320iに続いて318iを出してきたようにCクラスにも遅れてC180を設定してきました.
3シリーズも318iと320iは50万円ほどの差額なので,Cクラスも同じような戦略ですね.
そうは言っても318iは489万円スタート,Mスポーツでも559万円なので,依然としてC180の方が高価ではあります.
ただし,C180はマイルドハイブリッド化されていますし,動力性能も考慮するとコストパフォーマンスは互角以上でしょう.
特にAMGライン顔よりも標準顔が好みという人にとっては素のC180を買うという選択肢は結構なお買い得感だと思います.
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