地方の某国立大学に推薦入試で無事に入学を果たした私は,一人暮らしを始めたり,自分で車を運転したりと,高校時代から生活が激変しました.新入生歓迎のため,各部活では飲み会が開催され,多くの部活の飲み会に顔を出しました.楽しかったですが,人見知りな私は結構気疲れしたりもしていました.そんな中,中学の部活で経験していたこともあり,ソフトテニス部に入部を決めました.未経験者が多く,とても強豪とは言えない,寧ろサークルに近い部活でしたが,とてもアットホームで部活終わりにみんなで遊びに行ったり,飲み会をしたり,本当に楽しい時を過ごすことができました.アルコールを高校まで口にしたことはなかったので,初めはどうなるのだろうとドキドキしていましたが,徐々に楽しくお酒を飲めるようになり,大人になったなぁという実感もしたりしていました.
遊びに行くといっても都会ではないため,ごく普通にカラオケやボウリングやビリヤード,ダーツ,バッティングセンターなどへ部活の先輩方と出かけている感じでした.当時,すでに医師として働いているOBの先生たちもたまに部活へ遊びにきてくれていて.医者の世界についての実体験を聞き,「これから医者になるんだなぁ.」というリアリティを実感したりしました.例えば当直が眠れなくて大変だという話や大学病院勤務の医師はバイトに行くことが多く,時給1万円のこともあるといった話などです.
一方,医学部は1学年約100人の1クラス体制のため,一旦入学すると留年しない限りはずっと同じクラスのメンバーで苦楽をともにすることになります.同じ学年の仲間とはテスト前なども協力しあって次の学年を目指していく形になり絆がどんどん深くなっていくことを実感できるいい環境だと思いました.次回は医学部での勉強科目について書いていきたいと思います.
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