2025年9月9日からドイツ・ミュンヘンで開催されている「IAA MOBILITY 2025」にて、「ベイビーGクラス」のティザー画像が公開されました。

今回発表されたのはリアスタイルのみのティザーですが、完全にベイビーGクラスと言える外観です。
この「リトルG」構想は2023年のIAAモビリティショーでメルセデスCEOのオラ・ケレニウス氏が明かしていたもので、「数年以内にビッグGの娘、または息子を届ける」と語られていました。
今回のショーでは、電動化戦略を象徴する新型モデルが数多く発表されました。
全電動GLC(EQテクノロジー)のワールドプレミアをはじめ、CLAシューティングブレークの電動版やAMGの新コンセプトカーなどが登場しています。
その中で「リトルG」のティザーは主役ではなかったものの、多くの注目を集めたようです。
正式な車名はまだ発表されていませんが、ラダーフレームを採用する本格クロカン四駆であること、そしてGクラスらしい箱型シルエットを踏襲しつつ、若々しくシャープなデザインが盛り込まれることになるようです。
パワートレインについては未公表ですが、BEVを中心にガソリン+48Vハイブリッドが用意される可能性があるようです。
生産開始は2026年後半、発売は2027年初頭と見込まれています。
価格はアメリカ市場で6万〜6.5万ドル(約800万〜900万円)と予想されており、日本に導入されれば争奪戦は必至でしょう。
参考までに、現在日本でのGクラス新車価格はG450dが1844万円、AMG G63が2849万円、G580 with EQテクノロジーが2635万円となっています。
中古車相場も依然として高額で、2018年以降のモデルでも1000万円前後からとなっています。
こうした背景を考えると、より手が届きやすい価格帯の「ベイビーGクラス」は大きな話題を呼ぶこと間違いなしです。
「GLB」もスクエアなデザインでGクラス好きにウケていたようですが、この「ベイビーGクラス」高級SUV市場の勢力図をどう塗り替えるのか、2年後が楽しみですね。
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