CLA200dはLEDヘッドランプは全車標準装備であり，AMGラインを装着すると片側18個のLEDを個別制御してハイビームの照射範囲をコントロールするマルチビームLEDヘッドライト（アダプティブハイビーム）にアップグレードされます．
今日はそんなマルチビームLEDヘッドライトの雨の日の挙動についてです．
雨でも普通に作動はする
雨の日には「カメラが汚れていて視界不良，アダプティブハイビームアシストを使用できません」と警告が表示されることはたまにありますが，その頻度は高くありません．結構ひどい雨でも普通に作動してくれることが多いです．
雨だとハイビーム照射範囲の境界がわかりにくい
雨の日でもアダプティブハイビームハイビームは作動しますが，晴れの日とは異なり，どこまでがハイビームで照らされていて，どこが遮光されているのかという境界線は見にくいです．晴れの日はLEDのセグメントごとに点灯，消灯の作動状況が結構わかるんですが，雨の日に白いライトはやはり見にくいです．
ロービームも見にくい・・・
晴れた日はかなり明るいと感じるLEDヘッドライトですが，白い光なので雨の日の濡れたアスファルトではロービーム，ハイビーム問わず白線が見にくいです．黄色いフォグランプがあれば見やすいのかもしれませんが，今時，フォグランプ搭載車は減ってきていますし・・・．
LEDヘッドライト化は時代の流れではありますが，夜間の視認性向上のためにはもう一工夫必要かもしれません．
まとめ
LEDヘッドライトは晴れた日は明るいと感じますが，雨の日はそこまで明るいとは感じません．従来からのHIDヘッドライトと同等かもしれません．ハロゲンよりは見やすいですが，ハロゲンに黄色みのある色の方が白線認識しやすいと感じる人もいるかもしれません．Cクラス以上にはウルトラハイビームが追加されますが，街中では作動しないため，市街地での白線の視認性の悪さについては根本解決しないものと思われます．速度を落として安全運転を心がけるしかありませんね・・・．
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