CLA200dには優秀な全車速追従クルーズコントロール（ACC）「アクティブディスタンスアシストディストロニック」が搭載されています．
これには全車速でステアリング制御も行ってくれる機能も付いています．
普段，郊外の信号のない通勤路に入ると早速ACCを作動させ，ほぼ自動運転状態での走行を満喫しています．
しかし，先日，大雨の日に普段通りACCを作動させたものの，ステアリング制御が作動してなかったので慌てたという経験がありました．
メルセデスのACCは白線を見失うとすぐにステアリングを持つよう警告音と画面表示で警告されるので，機械から人間への引き継ぎは上手に行われます．
でも今回は大雨でACC作動させた時点からステアリング制御は作動していませんでした．
よく見るとメーターやヘッドアップディスプレイのステアリングアイコンは緑色にならずに白色のままだったのです．
つまり，ACC作動中に車線を見失うと警告は出る一方で，ACCを作動させた直後から視界不良の場合は，ステアリング制御が作動していない旨の警告は出ないのです．
今回は普段通りの通勤路だったので，当然ステアリング制御が作動しているものだと思い込んで走行していましたが，実際は作動しておらず，気がつくと緩やかに車線を逸脱しそうになっていました．
おそらく視界不良で車線が読み取れず車線逸脱警告であるレーンディパーチャーアラートも作動しなかったものと思われます．
メルセデスは視界不良でマルチビームLEDのアダプティブハイビームが使用できない状況になるとメーター上に「視界不良のためハイビームアシストを起動できません」と警告が出ますが，どうせならステアリングアシストが作動できないということも警告してほしいと感じました．
まぁ，メーター内のハンドルアイコンが緑色になっているかどうかを確認することで判別できるのですが，ACCに慣れてしまうとあまりアイコンの色を見なくなってしまっていました・・・．
DS3クロスバックなどはACC作動中のステアリングは自己主張強めでグイグイ動くので，明らかにハンドル支援が実施されているとわかるのですが，メルセデスのハンドル支援は非常にナチュラルなので直線を走行中はハンドル支援が作動していない状態でも普段と異なるフィーリングを感じ取れなかったという点も，制御のあり方を少し考えさせられるエピソードでした．普段，メルセデスの非常にナチュラルなハンドル支援は疲労軽減に非常に寄与するだけに，それが視界不良時に，しれっと作動しなくなっていると少し焦ります．
今後は慣れた道でもハンドル支援の作動状況をしっかり確認しながらACCを利用し安全運転に努めたいと思います．
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