CLA200dにはアクティブディスタンスアシストディストロニックと呼ばれる全車速追従クルーズコントロール(ACC)が搭載されています.
ステレオカメラとミリ波レーダーを組み合わせたシステムですが,制御ロジックは非常に自然で優秀です.
今回はCLA200dのACCの優秀さについて記載します.
ハンドル支援が自然で優秀
CLA200dのハンドル支援は機械がグイグイとハンドルを切っていくわけでもなく,そっとドライバーに寄り添う感じの自然な支援です.
そうだからといって,支援力が弱いわけではなく,ある程度のカーブでも安心感があります.
「レーンキープ」の作動と「車線逸脱警告」の作動は別系統となっています.
車線逸脱警告作動中のマークが緑色に点灯していても,レーンキープは作動しないという状況もあれば,その逆もあり得ます.
これはACC作動中のハンドル支援は先行車の状況を重視して動作します.
つまり,車線が不明瞭でも先行車の挙動さえしっかり捕捉できていれば諦めずにハンドル支援を継続してくれます.
このおかげで安心感のあるハンドル支援の恩恵をさまざまな道路で受けることができます.
田舎道を先頭で走るようなシーンでは車線も不明瞭で先行車がいない状況になるので,ハンドル支援が途絶えることがありますが,これは仕方ないことですね.
ハンドル支援がオンになっていても,オフになっていてもステアリングフィールに大きな差が出ない点はなかなかの美点だと私は思います.
DS3クロスバックのハンドル支援作動中のステアリングフィールは若干不自然なので・・・.
操作系が非常に優秀
ステアリング右側に集約されたACC関連の物理スイッチは非常に操作しやすいです.
速度設定スイッチを上下させる時のクリック感も絶妙ですし,ワンタッチでACCが起動できるのも嬉しいポイントです.
ACCキャンセルスイッチとACC再開スイッチも直感的にわかりやすい配置なので,車線変更で前の車に近づきそうな一瞬だけACCをキャンセルして,車線変更が終了したらすぐに再開するというような操作も親指一本でできてしまいます.
車間距離も4段階調整可能で加減速の滑らかさもなかなかの優秀さです.
まとめ
雨の日でもしっかり先行車に追従してくれるACCは本当に優秀です.操作系の使い勝手もいいので,高速道路ロングドライブなどはかなり楽チンです.メルセデスの抜群の安定感を味わいながらACC任せのロングドライブはCLA200dを買ってよかったと思わせてくれる至福のひとときですね.
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