【メルセデス・ベンツ】CLA200dとA180比較レビュー【試乗記】

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 昨日はCLA200dとA250セダンの比較レビューを書きましたが,本日はCLA200dの代車で利用したA180(ハッチバックモデル)の比較レビューをしたいと思います.

 まず,エンジン振動ですが,当然ながらA180のガソリンエンジンの方が少ないです.とはいえA250セダンの時よりはディーゼルとの差は少なく感じました.エンジン音はディーゼルのCLA200dよりは軽い音質ですが,静粛性の差は大きくはありません.

 パワー感についてですが,A180でも十分です.CLA200dにはある低回転からグワッとくる力感みたいなものはA180にはありません.トルクが細めなので必然的に強い加速が必要な際にはエンジン回転を上げていくことになります.A250ではズバッと切れ味鋭い加速が可能でしたが,A180はピークパワーでも200dのディーゼルより劣るため,A250のような心揺さぶられる伸び感はありません.

 今回は一般道しか乗っていませんが,おそらく高速域での追い越し加速などの場面ではA180では200dと比較してやや不満が出るシーンも出てくるかもしれません.

 ではCLA200dとA180,快適性などはどうでしょうか?静粛性についてはCLAの方がほんのわずかに低いかと思いましたが,ほとんど差はありません.CLAクーペはボディ形状的にはハッチバックよりも騒音面で有利なハズですが,ディーゼルエンジンおよびサンルーフの影響で相殺されてしまっていたのかもしれません.(タイヤは2車種ともにハンコックのVentus S1 evo 2でした.AMGライン装着車のため,18インチでタイヤサイズも同じです.)比較するとやはりサンルーフ搭載車はトンネル内での反響音などが入り込みやすいです.

 リヤサスペンションはCLA200dがマルチリンク,A180がトーションビームと異なりますが,意外にも乗り味の差は気づけませんでした.トーションビームは片方のタイヤのみ段差を通過するシーンなどではバタつきやすいと言われていますが,CLAの方が元々のセッティングがやや硬めであることも影響してか,マルチリンクでもバタつきやすいので総合的には大差ありません.A250セダンのようなしっとり感は薄く,CLA200dもA180もスポーティー寄りなセッティングだと感じました.高速道路などでのスタビリティーではサスペンション形式の違いにより差を感じられるのかもしれませんが,一般道レベルでは気にする必要はないかなと思いました.

 最後はCLAとAクラスの比較というよりはシート表皮の比較になりますが,私のCLAはレザーエクスクルーシブパッケージ装着車ですので,本革シートになりますが,お借りしたAクラスはAMGラインまでのオプションでしたので,レザーDINAMICAという合皮とファブリックのコンビシートでした.CLAの本革シートは上級車種と異なり,ナッパレザーではなく,硬めでゴワゴワした素材のため,上質とは言いがたく,滑りやすいです.座り心地としては本革でないレザーDINAMICAの方がいいと感じました.シートヒーターの効きの速さもレザーDINAMICAの勝ちでした.とはいえレザーエクスクルーシブパッケージ装着時のアルミパネルと赤黒ツートン内装が醸し出す上質感はDセグメントに迫るものになりますから,質感を重視する場合は装着すべきオプションと言えるでしょう.なお,アンビエントライトはAクラスはレザーエクスクルーシブパッケージを装着しないと装備されませんが,CLAはAMGラインのみでも装備されます.(運転席・助手席のドア部分はレザーエクスクルーシブパッケージを装着しないと光らないですが)

 以上,CLAとAクラスの比較レビューでした.次回はBクラス編です.

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