CLA200dにはパークトロニックと呼ばれる近接センサーを利用して障害物までの距離を音で知らせる機能が備わっています.
360度カメラで見落としてしまうような障害物にも警告音で気づくことができるので,重宝します.
しかし,このシステム,完全なものとは言い難いです・・・.
デメリットを記載したいと思います.
雪に弱い
ボディーに雪が付着していると普通に走っていても警告音が鳴りっぱなしに鳴ります.これはセンターモニターのPアイコンを押すことでoffにすることはできます.激しい雪の日にはこの機能には期待できそうもありません.
右折時などに誤作動しがち
対向車が通り過ぎた直後のタイミングにハンドルを右に切りながらアクセルを踏むと警告音が鳴ることが多々あります.既に衝突しそうな対向車は通り過ぎ去っているのに処理が追いつかず,警告が鳴るようです.「ピー」という警告音がうるさいのでびっくりしてしまいます.
警告が作動しても自動ブレーキはかからない
パークトロニックによる警告が作動しても実は自動ブレーキはかかりません.警告音を鳴らしながら最高速度が2km/hに制限されることもありますが,それでも最終的にはゆっくりと障害物に衝突してしまいます.レーダーセーフティーパッケージの自動ブレーキに期待できるのはあくまで追突しそうな状況など,速度域が高い領域の話であり,駐車場での徐行スピードでは自動でブレーキをかけてくれることはないようです.草むらの長い草などに反応して自動ブレーキが作動しまくり,車を脱出できなくなるなどの事態を回避するためだとは思いますが,そのような場合はドライバーが意図的にパークトロニックをoffにできる機能を設ければいいだけだとも思ってしまいます.
まとめ
以上のように決して完璧とはいいがたいパークトロニックですが,日常の駐車シーンで安心感を増してくれる装備であることには違いないと思います.できれば極低速域での自動ブレーキも搭載して欲しいところですね・・・.
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