CLA200dはOM654q型2L直4ディーゼルエンジンに8G-DCTと呼ばれる8速のデュアルクラッチトランスミッションを組み合わされたパワートレインとなっています.
以前はトルコンAT+NAエンジンのごく自然な車に乗っていた私としては,乗り換え直後,上記のパワートレインの挙動に対して違和感を持ったのは事実です.
今日は納車後2年近くの歳月で習得したCLA 200dのアクセルワークについてのコツを書きたいと思います.
中間加速時はあえてアクセルを緩める
これはトルクの大きいティーゼルターボエンジンの特性と思われるのですが,中間加速時にキックダウンするレベルでアクセルと強めに踏み込むと,ターボラグが0.5秒程度感じられるため,一瞬の間をおいた後に,予想以上にグワっと加速することがしばしばあります.
このような挙動を避けるには,ターボラグの時間の間にほんの少しアクセルを緩めてあげることにより,自然で適度な加速フィールを得ることができます.
アクセル開度0からのアクセルの踏み込みは穏やかに・・・
交差点を曲がるシーンなどでアクセル開度0で走行しその後,加速に転じる場面でアクセルペダルを強く踏み込んでしまうと,DCTがガツンと繋がり,大きなシフトショックを生じさせてしまうことがあります.アクセル開度0からの踏み込みは穏やかに行うようにすると滑らかに走行できるようになります.
微低速域で急にアクセルを緩めるのはNG
今後は先程の逆ですが,渋滞や駐車場内など0-10km/h程度の微低速でアクセルを踏んでいる状況でいきなりアクセルペダルの踏み込み量を完全に抜いてしまうと,前につんのめるような強いエンジンブレーキがかかってしまい,ギクシャクしてしまうことがあります.微低速域でのアクセルオフはゆっくりとアクセルペダルを戻すようにすれば穏やかに減速できます.
以上のように,通常のトルコンATと比較すると低速域でのアクセルワークには繊細さが要求されることは事実です.ここを面倒と感じるか,車との対話を楽しむと考えるかによって,付き合い方が変わってしまうような気がします.速度が乗ってしまえばダイレクトで気持ちいいパワートレインなので,ぜひ最適なアクセルワークを習得して上手に付き合っていきたいものですね.
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