先日,YouTubeで下記動画を観ました.
レクサスLBXについての動画です.
LBXはトヨタのヤリスクロスなどに用いられる「GA-B」プラットフォームで作られたプレミアムコンパクトSUVです.
「GA-B」はカローラやプリウスなどの「GA-C」プラットフォームよりも一つ小さいBセグメント用の前輪駆動プラットフォームです.
BセグメントのプレミアムSUVと言えば「アウディQ2」や「DS3」などが挙げられますが,レクサスもこのセグメントに参入しました.
さて,上記動画では「ヤリスクロスベースであることの限界がBMW X1やメルセデスGLAなどと比較すると垣間見える」とコメントされています.
つまり,200万円台で販売されているヤリスクロスなどで使用されるシャシーをいかにコストをかけて改良しても登れる山(クオリティ)には限界があるということです.
X1やGLAはプレミアムブランドのCセグメント用シャシーを使用する車なので,トヨタの「GA-B」よりも高い山に到達できるというわけです.
私はGLAと同様の「MFA-2」プラットフォームを採用するCLA200dに乗っていますが,確かに硬質感のあるドイツ車らしいよく出来たシャシーだと感じます.
実はこのメルセデスの「MFA-2」プラットフォームは日産とダイムラーの小型高級車開発計画で共有される予定でした.
しかし,MFA2プラットフォームがあまりにも高コストであったため,日産の高級車ブランド「インフィニティ」として使用したとしてもコストを吸収できないと判断され,計画は中止となってしまっています.
現在は円安もあり,かなり割高に感じるメルセデスのモデルたちですが,ベーシックなAクラスファミリー(A,Bクラス,CLA,GLA,GLB)ですら高コストのシャシーを惜しみなく投入してくるメルセデスは流石ですね.
もちろん,それだけ高額な車になっても購入希望者がいるという高いブランド力のなせる技という言い方もできそうです.
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