メルセデス・ベンツ最小のコンパクトSUVはGLAです.
GLAはCセグメントハッチバックであるAクラスをベースにSUVに仕立て上げられたモデルです.
GLC以降は後輪駆動ベースですが,GLA/GLBは前輪駆動ベースです.
今回はそんなGLAの国産車ライバルについて考察してみたいと思います.
まずはGLAについて
GLAのボディサイズは全長4415,全幅1835,全高1695です.
価格は最もベーシックなGLA180で573万円スタートです.
コミコミ600万円少々から購入可能という価格帯です.
サイズ的なライバルは?
成り立ちがCセグメントベースのSUVということなので,サイズ感や成り立ちからライバルと言える国産車見てみましょう.
カローラベースの「カローラクロス」(全長4499,全幅1814,全高1620)
シビックベースの「ZR-V」(全長4570,全幅1840,全高1620)あたりが候補になってきます.
カローラクロスは199.9万円スタート,ハイブリッドのトップグレードでも299万円であり,価格感としてはGLAの半額といった感じです.
ZR-Vについてはより上級ではありますが,ガソリン車で294万円スタート,ハイブリッドのトップグレードで411万円です.
価格感としてのライバルは?
国産SUVで600万円級の予算となるとハリアーのPHEVで620万円です.
通常のハリアーハイブリッドではトップグレードでも453万円なので,GLAよりも100万円以上安いです.
クラウンクロスオーバーRSで605万円です.クロスオーバーのG系では500万円台中盤となり,GLAよりも安いです.
プラドのトップグレードも554万円です.
アウトランダーPHEVならトップグレードで570万円とGLAに肉薄しています.
もちろん,真の国産ガチンコライバルはレクサスUXであることは明白です.
しかし,比較してみるとGLAよりもUXの方がかなり割安であることも分かります.
1ランク上のNXでも455万円から購入可能ですし,2クラス上のRXでも664万円スタートなので,GLAにちょっとオプションを加えると同等価格になってしまいそうです.
まとめ
円安の影響もあるとは思いますが,メルセデスの値付けがいかに強気かということがわかる結果となりました.
ブランド品として購入したいのであればGLAも妥当かもしれませんが,国産であればかなり上級車種に手が届く価格帯になってくるので,試乗して乗り味を冷静に比較検討してからでもいいような気もしてしまいます.
私も同じプラットフォームで作られたCLA200dに乗っていますが,Cセグメントなりに乗り味に粗はあるので,国産600万円クラスの方が幸せになれる人も多いかもしれません.
メルセデスの本気を感じられるSUVはGLC以上となりますが,そうなると価格帯は1000万円前後になってきてしまうので,やはりメルセデスは高嶺の花ではあります.
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