先日,webCGにマイナーチェンジされた2023年モデルのAクラスの試乗レポートが掲載されました.
その中でAクラス系プラットフォームの弱点について触れられていたので紹介します.
それは・・・
「ざらついた舗装やうねりなど、路面状況が悪くなるとステアリング振動がいきなり大きくなり、乗り心地も素直に悪化して、その落差が同クラス競合車より大きい……というAクラス特有のクセは、今も完全には解消されていないからだ。」
という一文です.
私はAクラス系「MFA2プラットフォーム」を採用しているCLA200dに乗っていますが,まさしく同じ感想を抱いています.
滑らか路面では素晴らしく上質な走りを実現してくれる一方で,荒れた路面ではロードノイズ,振動ともに急速に悪化します.
これは高速域に限ったことではなく,40km/h程度の一般道でも同様です.
もちろん高速道路で路面が荒れているところではロードノイズ面でもかなり厳しい乗り心地になります.
この部分はCクラス(プレミアムDセグメント)以上と比較して見劣りする部分です.
一応,CLAやAクラスはプレミアムCセグメントということになっていますが,荒れた路面での静粛性や振動収束は我が家の2号車のDS3クロスバックよりもやや劣る印象です.
DS3クロスバックはプレミアムBセグメントであり,Aクラスよりもコンパクトで格下のはずですが,静粛性や乗り心地はかなり上質です.
メルセデス・ベンツなのであればもう少し,滑らか路面から荒れた路面へ移った時の落差を小さくしてほしいと私は思います.
まぁプレミアムブランドでないのであれば不満はないレベルですが,一応ベンツなので・・・.
ちなみに上記webCGの記事には
「センターコンソール上のタッチパッドが省略されたことは、ドアを開けて運転席に座った瞬間に気づく。しかし、これもまた、これまでが不評だったというより、他モデルと共通する最新ステアリングホイールの採用に伴う操作性のアップデートである。新しいステアリングホイールでは、スポーク部分にセンターディスプレイのタッチ式のコントローラーを内蔵したことで、コンソールのタッチパネルが不要になったからだ。」
との記載がありますが,これは間違いですね.
マイナーチェンジ前の前期型Aクラスでもスポーク部分に静電タッチ式のコントローラーは内蔵されており,こちらを上下左右にスワイプすることでセンターディスプレイを操作することは可能でした.
あくまで今回のセンタータッチパッド廃止はコストカットだと私は思います.
タッチパッド廃止については下記記事で詳述していますので,ご参照ください.
コメント