欧州Cセグメントハッチバックとしてメートル原器として存在感を放っているのはフォルクスワーゲンゴルフです.
一方,プレミアムブランドでのプレミアムCセグメントハッチバックといえばメルセデス・ベンツAクラス,BMW 1シリーズ,アウディA3がしのぎを削っています.
上記記事でもCセグメントハッチバックについてまとめていますのでご覧ください.
さて,今回,BMWが9月14日に1シリーズのエントリーモデルとして116iをオンラインストア限定モデルとして発売しました.
1シリーズは全車速追従クルーズコントロールは備わるものの,レーンキープ機能が備わらないのが玉に瑕です.
そして今回は1.5L直列3気筒の純ガソリン車というモデルになります.
最高出力は109PS,最大トルク190NmはメルセデスA180の1.33L直列4気筒ターボ136PS,200Nmよりも僅かに下回ります.アウディA3は1L3気筒ですが,109PS,200Nmを発生し,さらに48Vのマイルドハイブリッドシステムを備えています.
LEDヘッドライトやフル液晶メータなどは装備されますが,シートは手動でシートヒーターもありません.
アダプティブヘッドライトもありません.
ホイールは17インチなのでAクラスのベースグレードと同等の見栄えは確保されています.
さて,そんな装備面を考慮して,「素のAクラス(A180)」はいくらかと見てみると127万円です.
ざっと30万円は116iの方が安いですね.
ナビは両者ともに標準装備ではありません..
装備面ではAクラスも現在はパワーシートが廃止されてしまっています.
あくまで最低限どの実用車としての立ち位置となります.
Aクラスとの30万円差をどう捉えるかはユーザー次第ですが,やはりメルセデスの方が若干プレミアム方向のブランドということなのでしょうか.
個人的にはAクラスのデザインの方が好きなのでAクラスを選びたくなっちゃう気がします.
1シリーズも先代のようにFRならば個性が際立ってFR好きなユーザーが選びそうですが,FFになってしまってからは没個性的になってしまったような気もします.
なお,今回の116iは国内40台限定とのことです.オンライン専用販売という取り組みも斬新で興味深いですね.
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