【メルセデス・ベンツ】CLA200dとB180の比較レビュー【試乗記】

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 前回に引き続き,代車としてお借りしたB180を自分のCLA200dとしながらレビューしてみたいと思います.

 まず,一番の違いは着座位置です.AクラスはCLAと同等の着座位置でしたが,Bクラスは圧倒的に着座位置が高いです.ハイトワゴンという感覚になります.

 サスペンションについてもAMGライン非装着車で16インチタイヤ装着車(装着タイヤはミシュラン Primacy 3)であった影響もあり,かなり柔らかめです.ただし,さすがドイツ車であり,ふわふわという感じはなく,直進安定性は十分に担保されています.

 ロードノイズについては16インチタイヤとミシュランのコンフォートタイヤの組み合わせではありましたが,意外と私のCLA200d(18インチ・ハンコック Ventus S1 evo2) と比較してほぼ同等でした.ボディ形状の差により相殺されてしまったのかもしれません.

 内装の質感は非AMGラインであることもあり,やや簡素な印象で,Aクラスよりもプレミアム感は薄めに感じました.(私の独断と偏見です.)

 後席は圧倒的にBクラスが広く,後席に人を載せる機会が多い人にはいいかもしれません.

 エンジンパワーはA180と同等であり,アクセルペダルを踏み込んだ直後の加速感は200dには及びませんがエンジンの伸び感はディーゼルより優れるため,しっかりと回転を回せば必要十分なパワーは得られます.静粛性や振動レベルは200dのディーゼルより当然上質ですが,ディーゼルのOM654qも出来のいいエンジンであるため,大幅に劣る印象はありません.長距離燃費などでは圧倒的にディーゼルが勝り,高速域でのドライバビリティにも優れますので,エンジン選択は悩ましいところです.セオリー通り短距離・街乗り主体ならガソリンを選択し,ロングドライブの機会が多いならディーゼルを選ぶというパターンが妥当でしょう.

 歴代のBクラスはメルセデス・ベンツのラインナップの中でも存在感が薄く地味な存在でした.新型モデルは比較的スタイリッシュになりました.それでもAクラスやCLAに比べると「所帯染みた感じ」は否めません.昨今のSUVブームの影響もあり,スペースユーティリティを求める客層はGLAやGLBに流れることが予想されるため,Bクラスの販売は依然として厳しいかもしれません.ただし,価格はSUVと比較して割安に感じる設定であり,基本コンポーネンツはAクラスファミリーでほぼ共通なのでお得感はあるかもしれません.リヤサスペンションがトーションビームであるという点について気になる方もいるかもしれませんが,元々乗り心地重視のセッティングであるため,マルチリンクのCLAよりも上質と感じるシーンも多いくらいなので,あまり気にしなくても良いかと思います.

以上,簡単ではありますが,B180の試乗レポートでした.

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