2022年春にメルセデス・ベンツは2025年以降,Aクラス,Bクラスを廃止するというニュースが報じられました.
その理由として,先日のWEB CARTOPではAクラス,Bクラスは利益率が低く,より付加価値の高い,CLA,GLA,GLBなどを残す方針なのではないかと報じていました.
AクラスはAクラスファミリーの最も基本となる車種でプレミアムコンパクトハッチバックとしてそれなりに売れています.
Bクラスはやや不人気ですが・・・.
2025年以降は、ベーシックなハッチバックはメルセデスのラインナップから消滅するということになります.
私はAクラスが最もコスパのいいメルセデスなのではないかと考えていました.
現在,A180(ナビゲーションパッケージ付き)とGLA180の価格差は85.5万円もあります.
A200dとCLA200dの価格差も64万円あります.
そう考えると,やはり現行のAクラスは(相対的には)バーゲンプライスと言えると思います.
確かにリヤサスペンションがAクラス,Bクラスはトーションビームになるというコストカットはありますが,実際に乗り比べてみると大差はありませんし,静粛性もほぼ同等の仕上がりです.
外見の見栄えという面ではGLAやCLAは明らかにAクラスよりは高そうに見えるというメリットがあり,顧客もそれを見越して購入しているという方が多そうです.(私もCLAの見た目に惚れて購入した人です.)
純粋に道具として捉えるとAクラスの割安感が際立ちますが,メルセデスベンツ側の視点でみると,Aクラスはその分,利益率が低く,美味しくない商品という位置付けになってしまっているのかもしれませんね.
CLAやGLAの顧客の側に立っても「な〜んだ,内装はほとんどAクラスと同じなのね」みたいな心境を抱かなくて済むので,Aクラス廃止はある意味いいことなのかもしれませんね.
本当にAクラス,Bクラスが無いまま次期CLAやGLAが登場してくるのか,楽しみに待ちたいと思います.
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