【休日出勤】医師の土日の過ごし方【当たり前】

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
日常
スポンサーリンク

 一般に多忙と言われる医師ですが,週末はどのような生活をしているのでしょうか?

 私は内科医で病棟に10人前後の担当患者を抱えています.土日でも目覚めてから身支度をして病院へ出かけます.患者さん全員を回診して全身状態が変わりないかを確認します.時間にして約1時間程度ですが,通勤時間も考慮すると週末の休みであるはずの時間のうち数時間を勤務に当てていることになります.週末の回診は義務ではありませんが,大半の先生は行っています.

 週末の回診はなぜ必要なのか?それは高齢の入院患者は病状が刻一刻と変化するため,早め早めに手を打っておかないと後手後手に回ってしまうことが多いからです.また,土日に回診に行かずに月曜日に普通に出勤した場合,朝カルテを開けて「マジか・・・.」と驚愕するような病態の変化が生じていることも多く,自分が動揺してしまいますし,入院患者の指示出しや対応に追われてしまうと,月曜午前中の外来業務に支障が出てしまします.そのため,自分が連日,担当患者の病状把握を継続的に行うことが結果的に業務効率化に繋がっているのだと私は感じています.

 週末の回診の手当については大学病院では一円も出ませんでしたが,市中病院では超過勤務手当が支給されます.時給にして約5500円程度もらえます.もちろん,ここから所得税,住民税,社会保険料などが引かれるので,手取りは実質半分ほどになってしまいますが,それでもこれだけの時給をいただけることはありがたいと思います.

 回診が終わり,病状がある程度安定していることを確認できれば家に帰り,普通に出かけたりすることが自由にできます.ただし,急変で呼ばれるリスクを考えると遠出は憚られますが・・・.

 土曜日の当直担当医に急変対応を依頼しておけば土曜に一泊する旅行なども可能といえば可能です.できれば日曜日は早めに帰ってきて夕方に回診に行くことが多いです.

 このように,私はほぼ一年中,毎日病棟へ顔を出しています.これは病棟に患者さんがいる以上,仕方ないことですし,この生活にもう慣れてしまっています.もし,どうしても休日回診がしたくないという医学生がいらっしゃいましたら,病棟患者を受け持たない麻酔科や病理,放射線科などをお勧めします.

コメント

タイトルとURLをコピーしました