私はCLA200dに乗っています.
CLAなどAクラスファミリー(A,Bクラス,CLA,GLA,GLB)はガソリンエンジンモデルはAMG 45Sを除き基本的には7速DCTを搭載しています.
一方,200dのディーゼルモデルでは8速DCT搭載となっています.
レブリミットが低いディーゼルエンジンではよりこまめな変速で美味しい回転域を多く使いたいということで8速化されているのかもしれません.
さて,8速のDCTですが,段数は適切なのでしょうか?
納車から4年乗った感想をレビューしたいと思います.
無駄な変速は少ない
段数が多くなると変速回数が増えてかえってギクシャクするかと思われましたが,意外と問題ありません.
街中で1段落として加速するようなシーンでも回転数変動は小さいので,逆に滑らかな加速を演じてくれます.
変速はDCTというよりもトルコンATかのようなテンポなので,乗り心地面では問題ありません.
特定のギクシャクしそうなシーンだけは要注意ですが・・・
高速ではもう1段あってもいいかも
高速道路では90-100km/h程度でトップの8速に入ってしまいます.
日本国内でも120km/h制限の道が出てきていることを考えると高速クルージング用のギアとしてもう1段あったらより燃費が稼げるのかもしれません.
あくまで燃費対策の話であって,エンジンノイズや振動の面では高速道路ではロードノイズにかき消されて特に問題にはならないため,8速のままでも特に不満はありません.
パドルシフトは楽しくない
ディーゼルエンジンは高回転まで回してもあまり楽しいエンジンではないため,パドルシフトはほとんど使いません.
自動変速に任せつつ,低回転域からの大トルクを味わう方が楽しいです.
まとめ
実用面ではよくできた違和感の少ないDCTだと思います.
ただ,いかにもDCTという感じの電光石火の変速ではありませんので,スポーティーなフィーリングを求める方には期待はずれかもしれません.
そこにこだわる方はスピードシフトと銘打たれたDCTを搭載するAMGモデルを検討した方が幸せになれるかと思います.
コメント