現在、メルセデスベンツの「200d」や「220d」と呼ばれる2L直4ディーゼルエンジン搭載モデルはOM654系のエンジンを搭載しています。
その1世代前はOM651と呼ばれる2.2L直4ディーゼルエンジンを搭載していました。(W205型Cクラスの前期モデルなど)
ここでは先代W205Cクラスの前期・後期の比較やVクラスをサンプルとして、OM651とOM654の比較をしてみたいと思います。
W205 Cクラスにおいて・・・
Cクラス前期型のC220dアバンギャルドはOM651型2.2Lディーゼルを搭載し、燃費は20.3km/Lでした。(JC08モード)
最高出力は170PS、最大トルクは400Nmでした。
一方、後期型のC220dローレウスエディションはOM654型2Lディーゼルに換装され、燃費は18.9km/Lでした。(JC08モード)
最高出力は194PSとアップしていますが、最大トルクは400Nmと不変でした。
なんと燃費は悪化しているのには驚きですね・・・。
ちなみにマイルドハイブリッド化された現行型CクラスのC220dはOM654Mという最新型を搭載し、JC08モードで20.5km/Lとなっています。
Vクラスにおいて
Vクラスは日本国内では2022年にエンジンがOM651からOM654へ切り替わっています。
OM651の時代は最高出力163PS、最大トルク380NmでWLTCモード燃費は11.4km/Lでした。
OM654になると最高出力163PS、最大トルク380Nmと同一ですが、WLTCモード燃費は13.2km/Lに向上しています。
こちらはWLTCモード燃費での比較ですが、向上していますね。
まとめ
CクラスとVクラスで燃費は改悪・改善と分かれる結果となりました。
基本的にはOM654型エンジンは新世代の改良型で排気量もダウンサイジングされているので、燃費も向上しているはずなのですが・・・。
なお、静粛性については間違いなくOM654の方が静かです。
OM651搭載のVクラスのレビューについては下記記事をご参照ください。
コメント