先日,WebCGに下記記事が掲載されていました.
「AMGラインパッケージ」に「スポーティエンジンサウンド」が新たに搭載されるようになったから,これまでよりもうるさく感じるようになる可能性についても記載されています.
ただ,スポーティエンジンサウンドは設定でoffにもできるので実際は大きな問題にならないと思われます.
ただ,最近はメルセデスのAクラスファミリー(A,Bクラス,CLA,GLA,GLB)の各種媒体の試乗レビューでは「ディーゼルエンジン音が大きめ」という意見が目に付きます.
2019年にA200dが登場した時は「静かなディーゼルだ」と絶賛の嵐だったのにかなり風向きは変わったように感じます.
エンジン始動直後に感じるのは、高い静粛性だ。一般的にディーゼルエンジンは圧縮比が高いことから(OM654qは15.5)甲高い燃焼音に加えて、高圧のコモンレール式インジェクター(同2050bar≑2023気圧)の作動音も外に漏れやすい。その点、A 200 dのOM654qだけでなく、縦置きのOM654も共に静かで、アイドリング時は車内でも、エンジンルームの脇に立っていてもディーゼル特有の燃焼音をほとんど意識することがない。正確には直噴ガソリンエンジンとの差がほとんどない、といったところか。
車内が静かであることは、Cクラスと同様の遮音コンセプトを採用したことに加え、新しい遮音構造の「スプレード・ダンピングレイヤー」を採用し、フロアパネル各部へも遮音材を追加した相乗効果。詳細はガソリンエンジンモデルの試乗記をご覧いただくとして、ともかくAクラスはディーゼルエンジンモデルになっても静かだ。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/impression/1190361.html
複数回の試乗経験からメルセデスのディーゼルをある程度は理解しているつもりでも、ステアリングを握るたびにその仕上がりには感心する。アイドリング中であってもキャビンにいる限り気になるノイズや振動は感じ取れず、しばらくすればディーゼルエンジンであることすら意識しなくなる。パワーやトルクはもちろん、レスポンス、燃費、排出ガス対策まで、このエンジンを知れば知るほど(エンジンはBMWだ! と言い切っていた自分でさえ)ファンになってしまうのだ。
https://www.webcg.net/articles/-/42307
このようにA200dやCLA200dのデビュー当初は絶賛されていました.
Aクラスがデビューして,はや5年が経過し,BMWではGLAのライバル「X1」がフルモデルチェンジされています.
X1のディーゼルは私は未試乗ですが,相当に静かという評判になっています.
5年間で車業界はどんどん進歩しており,今の評価としては,どんどんメルセデスのAクラスファミリーは古くなってきてしまっているということなのかもしれません.
値上げが繰り返され,GLAでは800万円級の価格となってしまったことを考慮すると,乗り味や静粛性などでもう一歩洗練が欲しいという意見もあります.
私もCLA200dに乗っていますが,静粛性(エンジン音は許容範囲ですが,ロードノイズが煩い)に関してはもう少し静かになれば嬉しいなぁと思ってしまいます.
あくまでメルセデスのボトムレンジのAクラスファミリーなのだから高望みはできないということも重々承知していますが,流石に最近の価格高騰にはコスパが悪すぎるように感じてしまいます.
ただ,ロードノイズを抑え込んでしまうと今度はディーゼルエンジン音が気になるという沼にハマってしまう可能性もありそうなので,私としてはタイヤをミシュランのプライマシー4+に変える程度までにしておこうと思います.
ディーゼルとガソリンの乗り比べについては下記記事もご参照ください.
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