円安の影響があり,大幅値上げが相次いだ2022年でした.
輸入車業界でどの程度影響があったのかが記事になっていました.
上記記事では値上げによって,売上が悪化したブランド,値上げしても売上が維持できたブランドなどがまとめられています.
例えばジープはラングラーの103万円もの大幅値上げの影響もあり,対前年比で69.1%と低迷しました.
ドイツ御三家ではアウディは92.1%,BMWは86%と前年割れを起こしていた一方で,メルセデス・ベンツは101.3%と好調でした.
上記記事では「BMWは明確にプレミアム寄りなブランドであるにもかかわらず、そのブランドは今、けっこうコモディティー化してしまっている。「猫も杓子(しゃくし)も白の現行型『3シリーズ』」的な状況が、特に東京23区などの大都市圏で出来上がってしまったため、BMWというブランドにバリューを感じにくくなっているのだ。」
と考察されています.
確かにBMWがコモディティー化してしまっているという意見には一理あるような気もしますが,日本国内での輸入車販売台数No.1の座に君臨するメルセデス・ベンツとてコモディティー化していると言ってしまえはそんなもんなような気がします.
それでもやはりメルセデス・ベンツは国民から「高級車の代名詞」と捉えられているので,「高くても買おう」というマインドになりやすいのかもしれませんね.
2022年は値上げにも負けずにランボルギーニ,フェラーリ,ベントレーなどの超高級ブランドは108.3%〜124.9%もの大幅成長を遂げています.
やはり絶対的な価値があると感じさせる超高級ブランドは強いです.
そんな中,メルセデス・ベンツは庶民でも頑張れば手が届くという価格帯から展開している割には善戦しているのは,やはりブランド力を含めた商品力が高いからに他ならないのかもしれませんね.
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