【メルセデス・ベンツ】Aクラス,CLA 2021年秋の年次改良【改悪?その1】

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 2021年9月,Aクラス,CLAなどAクラスファミリーが一斉に年次改良されました.

 Aクラスは2018年,CLAは2019年に現行モデルがデビューし,毎年小変更が加えられていますが,2021年の秋,今回の年次改良は最も大きな変更となっています.

 これまでの年次改良については下記記事をご参照ください.

 さて,2021年秋の年次改良モデル(2022年モデル)の変更点を記載していきます.

Qiワイヤレス充電(置くだけ充電)の廃止

 私は普段CLA200dに乗っていてスマホ充電が必要な状況ではQiワイヤレス充電はほとんど使っていません.コンソール内のUSB-Cソケットに充電ケーブルを接続して充電しています.その方が充電速度が速くて,ワイヤレス充電のように置き場所がズレてしまって充電できないなどといったトラブルも回避できるので好きです.ワイヤレスは発熱も気になります.とはいえ,Qi充電が好きという人もいるでしょうから改悪です.国産車などではワイヤレス充電は1万円少々のメーカーオプションになっています.

プライバシーガラスは標準装備ではなくAMGラインへ

 BMWなどはプライバシーガラスがオプションですが,メルセデスは基本的にはほぼ標準装備でした.しかし,今回,プライバシーガラスがAMGラインの抱き合わせオプションに移行してしまいました.なお,プライバシーガラスは本国サイトでは€357(約46000円)します.これは正直残念ですね・・・.

ナビは標準装備化.テレビ機能はオプションへ.

 これまでナビ・テレビ機能はナビゲーションパッケージ(191000円)のオプションでしたが,2022年モデルではナビ機能は標準装備化されました.しかしテレビ機能については納車後にオンラインストアのMercedes me Storeで希望者が購入する形のオプションとなります.その価格は119000円です・・・.

荷室内の12V電源ソケット廃止

 これは使ったことがない装備なので正直なくてもいいかもしれません.とはいえ,電装品の今後の装着を考えると,廃止は改悪ですね・・・.

前席シートバックポケット廃止

 後席に人を乗せることがメインの車ではないとはいえ,シートバックポケット廃止も改悪です・・・

CLAクーペのフットトランクオープナー廃止

 CLAクーペにはトランクで足をかざすとトランクをオープンにできる機能がありました(クローズはできませんが・・・.)しかし,新しい装備表にはこの機能の記載は削除されています・・・.なくてもそんなに困らない機能ではありますが,廃止は残念ですね.シューティングブレークは電動で開閉できますが,フットトランクオープンの記載はありません.どうなのでしょうか・・・.なお,クーペとシューティングブレークの価格差は10万円で変更はありません.

アドバンスドサウンドシステムのオプション廃止

 2021年モデルまではアドバンスドパッケージの中にアドバンスドサウンドシステム(10スピーカー)が含まれていました.しかし,2022年モデルからは廃止されました.CLAでは元々ブルメスターサウンドシステムは選べませんでしたので,10スピーカーにできるアドバンスドサウンドシステムは貴重な選択肢でしたが,廃止は残念です.なお,なぜかCLA45にはブルメスターが標準装備になりましたw.

MBUXインテリアアシスタントのオプションが追加

 2022年モデルからはアドバンスドパッケージにアドバンスドサウンドシステムの代わりにMBUXインテリアアシスタントが装着されます.これはジェスチャーコントロールで読書灯のオン,オフやお気に入り機能を呼び出せるという機能になります.ハイテク感は増しますが,実際,必要かと言われるとそうでもないような気がします

ブランドロゴプロジェクターライトのオプションが追加

 こちらはAクラスには含まれませんが,CLAにはアドバンスドパッケージに新規に含まれます.ドアの開錠をするとメルセデスのロゴが足元に投影されるというものです.こちらは実は元々ディーラーオプションで31900円で用意されていたものです.ですので,2021年モデル以前のオーナーでも後付けすることが可能ですw.ただし本国では€130(約17000円)とかなり安い装備です.

アンビエントライトの標準化

 全車アンビエントライトが標準化されました.アンビエントライトは新世代メルセデスの象徴的な装備でもあり,これは朗報でしょう.なお,本国サイトでは€351.05(約46000円)の装備です.

まとめ,価格は?

 さて,CLA200d同士で比較してみます.

 2021年モデルは504万円,2022年モデルは531万円です.ナビ機能(7.2万円),アンビエントライト(4.6万円)が追加されたとはいうものの,テレビ機能,プライバシーガラスやQi充電,シートバックポケットなど廃止されており,事実上20万円程度の値上げと考えられます.

 世界はインフレ傾向とはいえ,改悪がある中での20万円の値上げは正直痛いですね・・・.

 次回はそれぞれのオプションについて詳しくみていきます.

コメント

  1. おっちょ より:

    はじめまして。ブルメスターが45に標準なのは良いとして、他グレードのアドバンスだサウンドシステムは廃止ですか…
    改良(改悪?)前の35を契約し、9/19の納車待ちですが、オーディオに関しては買い急いで正解だったようです(オーダーだと納期が読めないと言われ、ディーラー発注済み今月到着の個体を契約しました)。
    今後ともチェックさせて頂きます。

    個人的には初期モデルに付いていたサングラスホルダーの廃止が地味に痛いです…

    • Dr.T より:

      35ですか.すごいです.改悪前モデルのご契約おめでとうございます.とはいえサングラスホルダー廃止は残念ですよね・・・.天下のメルセデスがそんな些細な部分をコストカットしなくてもよいのにと思ってしまいます.

      • おっちょ より:

        返信ありがとうございます。
        いえいえ、45とは違い工場生産のエンジンですからなんちゃってAMGですよ。
        とは言え、価格が1番ですが、あのパフォーマンスを制御できる自信もなく35にしました。
        まだ納車前ですが先輩オーナーさんの細かい記事は読んでいて楽しいし勉強になります。
        お仕事大変でしょうがご自愛下さい。

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