私のCLA200dにはOM654型の2Lディーゼルエンジンが搭載されています.
一般にディーゼルエンジンの切れ味は悪く,もっさりしていることが多いと言われていますが,どうでしょうか?
今日はCLAのディーゼルエンジンのレスポンスについて書きたいと思います.
街乗りのちょい加速ではレスポンス抜群
実際,一番よく遭遇する加速シーンだと思います.街乗りのちょい加速ではレスポンス抜群です.つまりキックダウンしない範囲でじわっとアクセルを踏むようなシーンでは特にレスポンスの遅れなく,むしろアクセルペダルとエンジンが直結しているかのようなダイレクトな加速感が得られます.
キックダウンするシーンでは戸惑いも
キックダウンするような鋭い加速のシーンでは戸惑いも生じます.キックダウン後,本格的に加速するまでに一瞬のタイムラグが生じることが気になります.変速のスピードというよりはターボラグの印象です.一旦加速が始まってしまえば力強いトルクで自分の予想以上にグワッと加速することもあります.パワー感には大満足ですが,良くも悪くもキックダウンしない場合のダイレクト感のある加速と比較して,車との一体感は削がれるような加速フィールです.このキックダウンが絡む加速の違和感はディーゼルターボのレスポンスの悪さと捉えることもできるかもしれません.
全開加速は意外と気持ちいい
さて,そんなディーゼルエンジンですが,意外と全開加速は力強いし,高回転域の音質も粒が揃ったいい音を奏でます.絶対的な加速度の伸びはガソリンエンジンには及びませんし,全開にしなくても十分以上の加速がパーシャルスロットル域で得られてしまうので,実用上は前回にする必要性はないです.でもたまに全開まで回してしまいたい衝動に駆られるエンジンと言えるかもしれません.最高出力は150psに過ぎないので街中でも容易に踏み切れる感覚も利点と言えるかもしれません.
以上,総じてディーゼルだからもっさりしているという感覚は抱かない優れたエンジンだと私は感じています.燃費だけでなく,豊かなトルク感に魅力を感じる方は200dを選択されることをお勧めします.
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