世界的にはインフレ傾向は持続しています.
メルセデスの車種も毎年1-2%程度の値上げはもはや当たり前になっています.
2022年2月10日,少し驚きの発表がありました.
CクラスクーペとCクラスカブリオレの値上げです.
これらはまだフルモデルチェンジされていないモデル末期のCクラスです.
このような状態であれば日本メーカーなら価格設定は現状維持で放置されることが多いですが,メルセデスは容赦無く値上げしてきました.
C180スポーツ 613万円→621万円
C180カブリオレスポーツ 667万円→675万円
レザーARTICOダッシュボードが標準装備になったとはいえ,値上げは値上げです.
値上げは毎年当たり前のように実施されるので,新車で欲しい方については欲しいと思った車は早めに買ってしまった方がいいです.
輸入車メーカーはプレリリースに出さないようなランニングチェンジが毎年行われるので,熟成されたモデルの方がいいという声もありますが,昨今のメルセデスは半導体不足の影響もあり,ランニングチェンジでの改悪が目立ちますので,この観点からも早めに買ってしまった方が幸せになれる可能性が高いです.
値引きについてはその時点での状況によるとは思いますが,モデル末期に近づくにつれて大幅に拡大します.
モデル末期のメルセデスは100万円以上の値引き報告も多くみられます.
ただし,その分,モデルチェンジ後のリセール価格の暴落は必至ですが・・・.
大幅値引きで購入してもリセールバリューの低下で相殺されてしまうようならモデル末期のお得感は薄らぎます.
本当にモデル末期のデザインが気に入っているなら問題ないですが,基本的にはフルモデルチェンジ待ちの方がインフォテインメントシステムの刷新なども期待できるため,満足度の高い買い物ができるでしょう.
なお,10年以上乗り潰すという方はリセールバリューも関係なくなるので,信頼性の上がったモデル末期で買って長く愛用するというのももちろんアリだとは思います.
今回はモデル末期のCクラスクーペ値上げのニュースを見て感じた輸入車の買い時について考えてみましたが,認定中古車なども視野に入れると尚更悩ましくなってくるとは思います・・・.
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