先日このような記事が掲載されていました.
2020年からのコロナ禍に伴う半導体不足,2022年2月からのウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格の高騰での物価高が叫ばれています.
さらには円安の影響で輸入車の価格はかなり高騰しています.
私は過去の記事でも上記のように考察しています.
コロナ禍以前の2018年度は日本における輸入車販売台数は30万7682台でしたが,2021年度は25万343台まで低下しています.
実に2割近くも販売台数は落ち込んでいます.
メルセデス・ベンツで言えば最もベーシックなA180でナビ・AMGラインをつけるだけで支払い総額は600万円を超えてしまいます.
国産車であればクラウンクロスオーバーに普通に手が届く価格帯です.
さすがにお得感で判断すればクラウンを買っておいた方が静粛性・快適性などの面でも優位性が高いと思います.
それにも関わらず,輸入車を選択する理由は何なのでしょうか?
私は以下の3点だと思います.
ブランド力
輸入車が比較的一般的になってきた世の中とはいえ,やはり世間一般で「外車に乗っている」という特別感はいまだに健在だと思います.
特に「メルセデス・ベンツ」などは誰もが知る高級車ブランドなので,ブランド力という面では国産車を凌駕しています.
希少性
輸入車で最も売れているメルセデス・ベンツですが,地方都市ではそこまで多くはすれ違いません.
私が乗っている現行型CLAはいまだにほとんどすれ違いません.(1世代前のCクラスなどはかなりすれ違いますが・・・.)
2022年にデビューしたクラウンクロスオーバーの方がすでにすれ違う頻度が増えてきているとさえ思います.
割高な輸入車は購入する人が少ない分,希少性が維持されやすい傾向になることが伺えます.
私はありふれた車に乗るよりも特別感のある車に乗っていたいと思うタイプなので,希少性はかなり重要な要素だと感じます.
高速安定性
特にドイツ車に言えることだと思いますが,速度無制限のアウトバーンを前提に造られた車なので高速道路での直進安定性が国産車とは大きく異なります.
高速巡行する機会が多い方にとってはメリットが大きいと思います.
CLA200dに関しては低燃費クリーンディーゼルエンジンの恩恵もあり,プリウスを超えるエコカーぶりも発揮してくれます.
まとめ
結局のところ,輸入車を購入するというのは趣味性の高い行為であることは間違いないと思います.
実用車をコスパよく購入したいという層とは全く異なる層が顧客となっているのだと思います.
とは言え,昨今のあまりにも値上がりが激しい輸入車を見てしまうと,私も次はクラウンスポーツあたりに落ち着いてしまうような予感もしてしまいます.
輸入車受難の時代というのは間違いないようですね.
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