昨日の記事ではCLA200dオーナーから見た新型Cクラスが羨ましく思う点について書きました.
今日は新型Cクラスがイマイチに思える点について書きたいと思います.
C220dに4MATICがない
降雪地域に住む私としては後輪駆動のCクラスを買うとなると4MATICが欲しくなります.しかし,ディーゼルエンジンの220dには4MATICの設定がない点が非常に残念です・・・.
エアサス,電子制御ダンパーの設定がない
先代のCクラスではエアサスが設定されていましたが,新型では無くなっています.それどころか電子制御ダンパーの設定すらありません.そうなるとコンベンショナルなメカサスということになり,メカニズム的にはCLAなどと大差は無くなってしまいます.その分,故障リスクは下がるというメリットはありますが,コミコミ700万円を超えるような高級車には何らかの電子制御サスペンション技術が欲しいと思ってしまいますね.
デザインの若々しさはCLAに劣る
Cクラスは古典的なセダンなので当たり前ではありますが,CLAほど流麗なデザインではなく,落ち着いたテイストのデザインとなっています.幅もCLAより10mm狭いので,車について詳しくない人が見るとCLAの方が高そうに感じるルックスかもしれません.
AMGラインのホイールのリムがさらに太くなった
先代Cクラスでは後期型に移行するタイミングでホイールのリムが太くなりました.今回はさらに太くなっています.空力を考慮するとこのデザインがベストなのでしょうが,ホイールが小さく見えてしまうデザインであり,本来であればリムは細い方がかっこいいと個人的には思ってしまいます・・・.
シートベンチレーション・ステアリングヒーターがない
これはCLA200dでの不満点だったので,上級モデルとなるCクラスでは是非とも設定してほしかったアイテムです・・・.
デジタルライトの機能が日本では使えない
新型Cクラスでは130万画素の高精細なヘッドライトを搭載されています.本国では道路上に工事や横断歩道の情報などを路面に投影する機能が備わっていますが,こちらは日本仕様では法規制の問題か,封印されてしまっています.アダプティブハイビームの精度は旧型よりも改善されているかもしれませんけど残念ですね・・・.
ヘッドアップディスプレイにARナビの情報は投影されない
新型SクラスではARナビの情報はARヘッドアップディスプレイに投影されて,右左折のタイミングなどを視線移動が少なく行えるようになっています.新型CクラスではARナビは搭載されましたが,ARヘッドアップディスプレイは非搭載であり,センターモニター内でのみの対応になります.
センターモニターの位置が下がったことによる視線移動の増加
上のARナビの点とも関連しますが,新型Cクラスは従来型やAクラス,Eクラスと比較してセンターモニターの位置が下がりました.これによりナビ画面を見るための視線移動の距離が増えてしまいました.ARナビを搭載していても視線移動が増えてしまうのは安全性を追求するメルセデスの姿勢としては疑問が残ります.
赤いシートの色が派手すぎる
旧型Cクラスの赤い革シートは落ち着いた色合いで非常にカッコ良かったのですが,新型Cクラスの赤いシート「パワーレッド」は相当の派手です.私のCLAに搭載されている赤いレザー「クラシックレッド」も相当に明るい色合いですが,「パワーレッド」はさらに赤いです・・・.
コメント
自分はCLAの残価設定ローンを払い終わる3年後にcクラス(cはタマが多く中古が安い)を買おうと思ってたんですが、装備だけ見るとあまり変わらなくてCLAでいいかなと思っちゃいます。
デジタルライトやARナビが中途半端な機能に終わってるし、ISGは燃費はさほど変わらないと聞いてますが、バッテリー価格や故障発生を考えると、これもなくてもいいかなと。
あと特にセダンではリヤライトのデザインが国産ぽくなったのがイマイチですね。
マイナー後のEクラスオーナーが割り込まれるのが圧倒的に増えたというのもうなずけます。
cで期待できそうなのはSと同じ基本骨格になったことでの乗り味のですね。(これが本来一番大事だとは思いますが (^^;)
本当にその通りでデジタルライトやARナビの中途半端さが残念です.CLAの若々しいデザインが好みならCLAのままでもいいような気もしますね.先代もCとSは基本骨格は一緒だったと思いますが,メルセデスのことなので,程よく味付けに差別化をしてくるのでしょうね.
それでも乗り味の上質感はCLAを間違いなく上回るでしょうし,ぜひ試乗してみたいですね.