今日はCLA200dの地味なメリットについて書きます.
それは視界についてです.
どこの視界かというと斜め前方の視界です.
これまでのメルセデスは多くのモデルでドアミラーがフロントドアパネルからではなく,Aピラー付け根から生えていました.
これが大きな斜め前方の死角を生んでしまっていたのです.
CLAは珍しく,フロントドアパネルから生えているので,助手席側のドアミラーとAピラーの間の隙間から視界を確保することができます.
ただし,ドアミラーについては空力特性を追求してかなりの厚みを持っているため,視界が良好とは言えません.
もう少し薄型のドアミラーならさらに視界良好となりますが,アウトバーンの速度域まで追求するドイツ車では空力特性の方が優先されるのかもしれませんね.
ちなみにメルセデスではBクラス,Cクラス(2021年発表の新型も含む),Eクラス,Sクラス,EQS,SUV系全車種は全てドアミラーはAピラー付け根から生えています.
つまりフロントドアパネルから生えていて視界がいいのはAクラス,CLA,CLS,AMG GT(4ドアも2ドアも),C・Eクラスのクーペ・カブリオレ系となります.
このようにクーペ系は全車種フロントドアパネルから生えているということになります.Aクラス・Aクラスセダンだけはサッシュ付きのドアを持つモデルでフロントパネルから生えているという例外的な位置付けということができそうです.
死角の少なさは安全運転に大きく寄与するので,これからのメルセデスのドアミラーの取り付けかたの変遷についても注目していきたいと思います.
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