CLA200dにはDYNAMIC SELECTと呼ばれるスイッチが搭載されています.
いわゆるドライブモードセレクトのことです.
Confortモード,Sportsモード,Ecoモード,Individualモードの4つから選ぶことができます.
Individualモードは高速道路専用モードとして有効活用しています.
しかしながら,他のシーンではデフォルトのConfortモードばかり使ってしまっています.
Sportsモード,Ecoモードの使いどきは非常に限られるというのが実情です.
今回はSportsモード,Ecoモードの使いどきについて考えてみました.
Sportモードの使いどきは?
単純に目的地まで急ぐときでしょうか.
低いギヤが選択され,エンジン回転数が高めに設定されるので,微小なアクセル操作に対しても俊敏に反応します.
市街地走行であってもレスポンスよく加速することが可能になるので,先を急ぐシーンでは使えるかと思います.
当然,最高出力は150PSで不変なので,全開加速時のパワー感はConfortモードと同じです.
DCTの変速速度もConfortモードから変わりないような気がします.
なお,Sportsモードはエンジン騒音がうるさくなるので常用は厳しいです.
ガソリンモデルなら高回転まで回しがいがあるので,ディーゼルモデルよりも使用頻度は増えるのかもしれません.
Ecoモードの使いどきは?
一応,燃費を稼ぎたい時に使うと良いモードだと思います.
惰性走行をする際にトランスミッションがニュートラルに入る制御がされるので少し燃費は稼ぎやすくなるのかもしれません.
ただ,惰性走行中にエンジンはアイドリングストップする訳ではないので,アイドリング相当の燃料は消費します.
Confortモードよりもエンジンブレーキがなくなるので,長距離を惰性走行できますが,実際のところ,使い所は難しいです.
Confortモードなら惰性走行中は燃料カット機構が働くので,瞬間燃費的にはConfortモードが有利だからです.
(Conforモードの惰性走行では瞬間燃費が999km/Lになりますが,Ecoモードではそこまで伸びません.その分,惰性走行可能な距離は伸びますが・・・.)
加速感はEcoもConfortも大差ありません.
そして,国産車のようにエアコンの消費エネルギーが抑えられるという機能はないようです(取扱説明書に記載がありません.)
なので,コースティング(惰性走行)を上手に使えそうな道で燃費アタックするぞというとき以外は使い所がない印象です・・・.
クルーズコントロール作動中はコースティング中にトランスミッションがニュートラルに入る制御は入らないのでConfortモードと同等になってしまいます.
まとめ
個人的にはドイツ本国仕様に設定がある電子制御ダンパーを入れて欲しかったです.減衰力調整が可能になればもう少しDYNAMIC SELECTの使い所が増えそうなので残念です.
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