医学部の専門科目について(臨床医学編)

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 さて医学部3年生の後期からいよいよ臨床科目が始まります.

 消化器系,内分泌系,循環器系,神経系など主要な臓器について系統的に講義があります.3年生の前期までは基礎研究を主にされている先生方の授業がメインでしたが,臨床医学になると大学病院の第一線で臨床をしている各科専門の先生方からの授業が中心になります.臨床講義は4年生の後半まで続き,眼科,耳鼻科,整形外科,精神科,皮膚科,泌尿器科などについても順番に学んでいきます.基礎医学よりも親しみやすい部分もありますが,大量の病気について覚えることが膨大であり,授業プリントをまとめただけでそれぞれの教科で分厚いファイルにいっぱいになる感じでテスト勉強が大変でした.私は中高校生の頃より計算問題より暗記の方が得意なタイプでしたので,比較的恵まれていたと思います.とはいえ,臨床では当たり前のX線画像や内視鏡画像が多用される授業では,そもそもどう見えるのが正常で,どうなったら異常なのか等の馴染みがなさ過ぎて,理解を深めるのが大変でした.それぞれの教科をわかりやすく解説した学生向けの教科書が一応あるので各教科,授業プリントと合わせて熟読しながら理解を深めていくという地道なステップになります.

 医学部の座学は4年生まででほぼ終わりで5年生からは臨床実習が始まります.しかし,無条件にそれ実習に出られるわけではありません.実習に出られるようになるにはミニ医師国家試験といえる関門が待ち受けているのです・・・.

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