【メルセデス・ベンツ】CLA200dでパイロット気分?【私の憧れ】

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
Dt.Tについて
スポンサーリンク

 私がCLA200dのインテリアで気に入っている部分はディスプレイ周りです.

 2連のワイドディスプレイに,ヘッドアップディスプレイ,レーダー探知機のディスプレイと多くのモニターが並ぶ光景がパイロット気分になれて好きなのです.

 他には,初代パナメーラのようにコンソールにびっしりスイッチ類が並ぶ光景も大好きです.

 最近では新型コルベットのようなコックピット風のインテリアも大好きです.

 実は,私はパイロットになりたいと小さい頃から思っていました.

 内科医になった今でも強い憧れは抱いています.

 今日は内科医の目線でパイロットが羨ましいと思うことについて書きたいと思います.

 (私にはパイロットに友達はいません.ネット情報などをもとにしたイメージで書いています.「隣の芝生は青く見える」という要素も大いに入っていると思いますがご了承くださいw)

パイロットの方が勤務体系がブラックではなさそう

 正直,内科医の勤務体系はブラックです.丸一日普段通り働いて,そのまま夜間の救急当直業務につき,あまり眠れない状態のまま翌朝からまた通常業務です.36時間労働の状態です.

 パイロットであればしっかりと休息をとった状態で乗務にあたることができそうです.同じ人命を扱う仕事と言われるのに,医師は寝不足の状態でも外来,病棟で正確な判断を下さなければなりません.

 徹夜明けの認知機能は飲酒時よりも劣ると言われているのに,ミスが許されないというのは本当に酷な仕事です.

パイロットの方が仕事のオン・オフがはっきりしそう

 内科医は基本的に毎日病棟に顔を出します.90歳前後の高齢患者を多く抱える医師は毎日病棟に足を運ばなければ細かな病状の変化に対応できません.もちろん土日もです.土日に回診を行うことは職務上は義務ではありませんが,皆当たり前のように行っています.

 土日に回診しないと,月曜日に予期せぬ事態になっていることが往々にして発覚し,結局対応が後手後手になってしまい,主治医自身が大変な目に遭ってしまうからです.

 そして,このようにいつ急変するか分からない高齢患者を抱えていると,土日に県外へ旅行に出かけるなんてことは夢のまた夢です.

 大手を振って県外へ脱出できるのは学会や専門医試験など公的な行事の時以外には年に1回の夏季休暇程度です.

 常に病院に首輪をかけられているような状況であり,心の平穏もあまりありません.土日でも深夜早朝に平気で病棟から電話がかかってきます・・・.

 飲み会中に呼ばれたらタクシーで駆けつけなければならないこともあります.当然タクシー代は自腹ですw.

 パイロットの方がどのような休暇を過ごされているのかわかりませんが,おそらく医師よりは拘束されていないと思います.

 医師の中でも拘束されない診療科を選べばいいのではないかという意見もあるかもしれませんが,実際は病棟患者を持たない麻酔科でも緊急手術に呼び出されますし,放射線科も緊急の血管造影やCT読影で呼び出されることもあります.病理医も土日でも病理解剖に呼ばれることもあります.医師とてして完全なオフが欲しい場合は完全シフト制の救命救急医になるなど,ごく限られた道しかなさそうです.

パイロットの方が希少価値がある

 医師は日本に約32万人いますが,パイロットは約6000人います.パイロットの方が50分の1しかいませんね.圧倒的に希少価値のある職業と言えるでしょう.

パイロットの方が不確定要素が少なそう

 医師は生身の人間を相手にしています.患者の性格,病状,家族背景など,同じ条件の患者は一人としていません.そして,予期せぬ経過を辿り,不幸な転機を辿ることも珍しくありません.家族から責められ,医師自身も強いストレスを抱えるシーンも多いです.その分,治療により命を救えた時の喜びはひとしおですが.

 パイロットは旅客機という機械相手の仕事ですので,自分の操作に対して裏切られるという状況は少ないと想像します.気象条件は非常にバラエティに富んでいるので苦労も多いとは思いますが,基本的に「絶対に飛べないような危険な気象条件でフライトをする」という機会は極めて少ないと思います.医師は「絶対に助かる見込みが少ない」と分かっている患者でも治療に当たらなければなりません・・・.そして絶対に助かると思っていた患者が思わぬ急変で亡くなることもあります・・・.

パイロットの方が安全そう

 飛行機の安全性は非常に高く,墜落事故で命を落とすパイロットはほぼ0と言える水準だと思います.医師は逆恨みされて診察室で刺殺されるという事件もたまに発生しています.夜間当直などでは怖い人を診察しなければならない状況もしばしばあります.モンスター患者に当たり,その対応に心底疲れてしまうこともあります.パイロットのように,コックピット内での操縦作業がメインで,一般客と会話する機会はなく,揉め事が少なそうな職業は羨ましいと思ってしまいます.ただ,パイロットは放射線被曝の健康リスクはありそうですね・・・.

パイロットの方が給料が高そう

 医師も高給と言われていすが,上記のようなブラックな勤務体系で当直代,残業代を合わせても病院勤務医では30歳代で年収1500万円程度です.僻地の激務病院では40歳で2000万円を超える先輩も知っていますが,非常に稀です.パイロットはJAL,ANAの機長なら2500万円,3000万円も夢ではないようです.医師であれば開業を成功しないと到底達成できない金額ですね.開業すると,もはや社長という仕事でもあり,相応のリスクが伴うので,やはりサラリーマンとして圧倒的な高給を目指せるパイロットの方が夢はあると感じてしまいます.

パイロットの方が成功して当たり前の仕事そう

 パイロットは無事に目的地へ安全に到着することはむしろ当たり前と思います.もちろん操縦には陰で大変な苦労,努力があるとは思いますが,人的ミスでの墜落事故など非常に稀です.いくら数百人の命を握っているとはいえ,基本的にはリスクは高くない職業と感じてしまいます.医師は,突然救急で目の前に運び込まれた,状態の悪い患者をどうにか助けなければならない仕事です.乗客としての元気な数百人を安全に届けることよりも,深刻な病状の目の前の患者を1名助けることのかかるリスク,精神ストレスの方が高いと感じてしまいます.もちろん,成功して当たり前の仕事ほど,プレッシャーがかかるという点も理解できますが,初対面で命に関わる病状を患者・家族へ毎回説明するのもストレス,プレッシャーが大きいです.

まとめ

 このようにパイロットが羨ましいと思うことを羅列しました.医師の人命を救うという仕事で得られる喜びは何にも変えがたいものはありますが,その裏には多くの犠牲があるので,改めてまとめてみると本当に複雑な気分になってしまいますね・・・.パイロットの勤務実態については想像であり,事実と異なる点も多いかもしれません.もしパイロットの方が読者さんでいらっしゃいましたらコメントしていただければ幸いです.

コメント

タイトルとURLをコピーしました