先日CLA200dで大雨の中,高速道路を走行する機会がありました.
まるで洗車機の中にいるかのような豪雨であり,前方視界も不良で久しぶりにリヤフォグランプを点灯させる程でした.
そんな中で,全車速追従クルーズコントロール(ACC)の精度はどうだったのかご報告します.
先行車認識精度は文句なし
先行車の認識状態はヘッドアップディスプレイに常に表示させているのですが,豪雨の中でも先行車を見失うことは1回もありませんでした.
このあたりはステレオカメラ+ミリ波レーダーのシステムが効いているようです.
特にミリ波レーダーは悪天候に強いので.
車線認識も概ね合格
車線の認識精度も95%程度の区間でしっかりと保たれていました.
昼間だったということも影響しているかもしれません.豪雨の夜だったらもう少し精度が落ちていたかもしれません.
車線認識ができなくなった際には警告音と共に「カメラが汚れていて視界不良」とメーターパネルに表示されます.
そして通常時は緑色に表示されているステアリング保持のアイコンが消滅します.(グレー色での表示も消えます.)
天候が回復すると特に何の前触れもなく,緑色のステアリングアイコンが復活し,ハンドル支援のサポートが再開されます.
車線逸脱警告は常時OK
これが意外だったのですが,ACCのハンドル支援が悪天候のため中止されてしまっている区間でも車線逸脱警告のアイコンが消えることは一度もありませんでした.
そして,実際に車線を逸脱しそうになった場合は晴天時と同様にステアリング振動による逸脱警告などを作動させてくれました.
ステレオカメラが視界不良でも「ハンドル支援をしてあげられるような自信はないけないけど,逸脱警告ならやってあげるよ」という領域が存在するのだと思います.
まとめ
豪雨の中の高速ドライブでしたが,想像以上に優秀でした.悪天候になっても一気に全システムをoffにしたりせずに,できることはやってくれるというきめ細かなACC制御はさすがメルセデスだなぁと感じさせられました.
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