高校時代,それなりに一日中勉強するような受験生生活を送っていた私ですが,医学部入学後はどのように過ごしたのでしょう.私は医学部入ってからの勉強量は高校の比ではないという噂を聞いていたので,入学後も勉強漬けの生活が待っているのかなぁとドキドキしていました.
実際,入学してからの勉強は,結論から言うと,思ったより大変ではなかったです.特に1年生時代は何年も浪人して入学した同級生も多く,その反動か,「今が遊び時!!」というムードで溢れており,テスト前1-2週間のみしっかり勉強を頑張ると言うスタンスでテストに合格することは容易な感じでした.1年生は教養科目が多く,テストのハードルもそれほど高くなかったからです.前期に必要単位の大半を確保してしまえば,下半期は週に2回程度は午後から通学の日を作ることができました.なので,午前中は寝ていられる日が多かったため,朝までカラオケオールや飲み会をして過ごすこともしばしばありました.そんな中でも医療統計学や細胞生物学,生化学など専門的な科目はもちろんあり,暗記事項が多いなぁという印象は1年生の頃から持っていました.テスト前には先輩から受け取った過去問を検討しながら友達と深夜までファミレスで勉強会をしていたのもなんだかんだ楽しかったです.
ちなみに私の通っていた某国立医学部では1年生の教養科目こそ選択できる科目がありましたが,専門科目は全て必修であり,1単位でも不合格になるともれなく留年が決まってしまいます.つまり多くの科目で本試+再試でも不合格になってしまうと留年の危機に瀕するというわけです.私はコツコツ勉強するタイプだったので,6年間で1度も再試になることはなかったのですが,多くの科目で再試になってしまうと試験日程が過密になってしまい勉強時間が確保できなくなってしまう「再試スパイラル」状態になってしまい大変な思いをしている友人もいました.また,直前までテスト勉強開始せずに連日徹夜になっている友人もいてなかなかに大変そうだったので,個人的にはやはり80%程度の集中力でまったりと早めからテスト勉強をコツコツ始める方がいいと感じます.また,これは大学入試などでも共通して言えることですが,過去問は実力試しのために勉強が進んだ最後の段階まで取っておくということはお勧めできません.まず教科書を読むより先に過去問を確認してよく問われる部分やテスト全体の難易度,傾向などを掴むことが何より先決だと思います.
なお,大学1年生から2年生へ上がれなかった同期は100人中2名でした・・・.このように毎年数名が留年していくことが通例です.
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