CLA200dが納車され,3年が経過しました.
昨今,国産コンパクトカーを含めて多くの車種で全車速追従クルーズコントロール(ACC)が装備されるようになってきています.
高速道路の運転が非常に楽になるで,現在の新車ではほぼ必須の装備となってきているのでしょう.
メルセデスはこの分野においてかなり以前から運転支援技術を磨き上げてきています.
CLAについては先代(初代)のモデルは車間距離コントロールのみのACCであり,レーンキープ機能はありませんでした.
現行CLAで初めて上級クラスと同様にレーンキープ機能までサポートされるACCとなりましたが,上級車種で培ったレーンキープのノウハウが惜しみなく注がれており,制御の自然さが素晴らしいと感じます.
我が家の2号車のDS3クロスバックにもレーンキープ機能付きのACCが装備されていますが,高速道路の長い直線でも常にステアリングが右へ左へと微修正が1〜2秒ごとに入るのが手に伝わってきます.
DSはレーンキープさせようとする力は非常に強いのですが,人間の操舵と喧嘩してしまうようなフィーリングになってしまうコーナーも生じます.
システムの能書きとしてはどのメーカーも同様の装備だと感じてしまうレーンキープ機能付きACCですが,その制御の自然さによってドライバーにかかる負荷は大きく変わってきます.
常に車の操舵と喧嘩するようなフィーリングでは落ち着きませんし,むしろ不安が生じることもあります.
その点,メルセデスのハンドル支援は人間を微妙に優先させるような優しい支援力でありながら,実はしっかりコーナリングをサポートしてくれるというベストバランスでチューニングされていると感じます.
長い直線路でも微修正を繰り返して車線の中央を走らせる訳ではなく,あえて多少の車線内のブレを許容するかのような穏便なレーンキープなので,ドライバーからしたら違和感は感じにくくなっています.
この辺りの制御の緻密さから「長距離走るならメルセデス」という評価を勝ち得ているのだなぁと感じます.
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