私はCLA200dが人生初めてのディーゼルエンジン車です.
燃料が軽油になるので安くて嬉しいですが,軽油は実は5種類存在します.
特1号,1号,2号,3号,特3号の5種類です.
とはいえガソリンスタンドで自由にこれらの中から選べるわけではなく,季節に応じてガソリンスタンドが最適な種類の軽油を提供してくれます.
なぜこういう違いがあるかと言うと,軽油は凍りやすいからです.
特1号の流動点は5℃,1号の流動点は-2.5℃,2号の流動点は-7.5℃,3号の流動点は-20℃,特3号の流動点は-30℃になります.
私の地域では夏は特1号,春秋は1号,冬は2号が提供されています.
ガソリンのオクタン価に相当するセタン指数という値も異なっており,特1号,1号は50以上,2号,3号,特3号は45以上となっています.
特3号に近くなるにつれて凍りにくくする添加剤が含まれる量が増えます.(灯油に似た成分のようです.)
以上のことから,燃費は特1号の方が良さそうな感じがしますが,実際はどうなのでしょうか.
私は色々な季節に色々な道を走りましたが,正直ほとんど燃費の差は感じませんでした.
また,エンジンの吹け上がりについても明らかな違いは感じせんでした.(私の体のセンサー感度が高くないだけかもしれませんが.)
とにかくディーゼルエンジン車のユーザーとして最も注意すべき点は季節と地域により提供される軽油の種類が異なるため,冬場,暖かい地方から北国へ旅行する場合はできるだけ現地に到着後は早々に現地の軽油を給油して凍って車を故障させないようにすることと言えるでしょう.
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