【やっぱり激務?】医師の勤務時間

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日常
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 働き方改革が叫ばれている昨今,医師の勤務時間はどうなっているのでしょうか?

 結論から言うと,病院および診療科により大幅に差があります.

 私が現在,内科として勤務医している小規模公立病院では8時半までに病院に入り,何もなければ17時15分ぴったりに帰れます.夕方に緊急入院などがあった日でも18時過ぎには病院を出られますし,月に数回ある会議の日でも19時までには病院を出られることが多いです.(それでも受け持ち患者の夜間の急変などで呼び出されるリスクは常にあり,休日に遠出することは夢のまた夢です・・・.)

 一方,この病院でも全員が私のようにまったり系で,ゆとりな訳ではありません.院長先生などは多くの業務を抱えており,24時近くまで仕事していますし,消化器内科も内視鏡検査が長引くことが多く,19時,20時程度まで仕事されています.外科の先生方も手術が遅くまでかかる日はかなり残業されています.

 過去に勤めていた大学病院では夜21時頃までカンファレンスが実施されることは普通でしたし,診療以外にも研究・論文制作の業務があるため,先生方はみんな遅くまで働いています.24時まで働く先生方も普通に見受けられます.彼らは研究がほぼ趣味のようになっているようで,激務ながらも充実感を感じて働いているようです.ただし,大学の外科や循環器内科では重大な病気の緊急手術が舞い込むことが多く,深夜まで手術やカテーテル治療を実施した上,その後もICUで術後管理,土日も重症対応に追われています.「平日は全力で働いて,土日もゆっくりと働く」と言うのが彼らの日常生活になっています.つまり,365日,休み無しです・・・.

 一方,完全シフト制の救急医がいる病院では救急の先生方は看護師さん等と同様,日勤,準夜勤,深夜勤などとシフトに従って働いています.当然,勤務時間内はひたすら救急患者を診療し続けなければならないため,激務ですが,勤務時間が終われば完全にoffになります.救急医は病棟患者を受け持たないため,我々内科医にとっては心労となる時間外呼び出しが一切無いと言うメリットがあります.休暇に遠くまで旅行に出かける救急医も多く,メリハリのある働き方は羨ましくも思います.

 そのほかにも病棟を受け持たず,on offのハッキリした診療科としては放射線科,麻酔科,病理などがありますが,小規模病院では緊急でのCT画像診断や血管造営で放射線科は呼び出されますし,麻酔科も緊急手術では毎回呼び出されます.なかなかon offをハッキリさせるという他の職業では当たり前のことが,医師という職業では困難なのが現状です.

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