【JAL DOCTOR登録制度】国内線サクララウンジ3回無料【同行者は?】

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日常
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 JALは2016年2月に「JAL DOCTOR登録制度」を開始しました.

 これは航空会社の利用者である医師に「自分は医師である」とあらかじめ登録しておいてもらい,これにより機内で急病人が発生した場合に「ドクターコール」が行われずに直接CAから協力依頼がされるという制度です.

 この制度に登録しておくと,国内線サクララウンジが年に3回まで無料で利用できるようになるという特典があります.

登録方法は?

・まずはJALマイレージバンク会員である必要があります.JALカードを持っていなくても無料で会員になることができます.

・医師資格証の取得が必要です.これは日本医師会から申し込む必要があります.住民票の写しや身分証のコピーも必要になります.取得にかかる費用は日本医師会会員であれば無料ですが,日本医師会会員でない場合は5500円かかります.5年ごとの更新制であり,更新料も会員なら無料,会員でないと5500円かかります.

 ちなみに私は日本医師会の会員なので無料で取得できました.

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特典は?

・年3回のサクララウンジの利用チケットがもらえます.紙のチケットではなく,JALマイレージバンクのマイル確認画面内の「ご利用いただけるラウンジ」の欄から残り回数を確認することができます.

・もしかすると非常口座席などの指定が一般ユーザーよりも開放される日が早くなっているかもしれません.

・国際線のサクララウンジは利用できません・・・.

サクララウンジは同行者も入れる?

 サクララウンジは同行者1名まで入ることが可能です.

そもそもサクララウンジとは?

 サクララウンジとはJALの上級会員用のラウンジであり,手荷物検査を通過した制限エリア内にあります.一般のゴールドカードラウンジは制限エリアの手前にあるので出発ギリギリまで滞在するには不向きですが,サクララウンジであれば出発ギリギリまで利用可能です.

 また,カードラウンジではアルコールは有料ですが,サクララウンジではアルコールも無料です.生ビールサーバーやおつまみもあり,非常にプレミアムかつ楽しい空間になっています.

 このラウンジに入場できる権利は上級会員にならなければなかなか手に入らないため,JALの会員ステータスを上げるために何度も飛行機に乗る「修行僧」という方もいるくらいです.取得には何十万円もかかりますが・・・.

登録にリスクはある?

JALの公式ページには

機内での医療援助に起因して、医療行為を受けたお客さまに対し民事上の損害賠償責任が生じた場合には、故意、重過失の場合を除き、当社が付保する損害賠償責任保険を適用いたします。援助者が個別に加入されている損害賠償責任保険が適用されるときは、その保険金額を超える部分に当社の保険を適用いたします。

との記載があります.どこまでが重過失と判断されるかは微妙な面もありそうであり,リスクはゼロではなさそうです.

「無償で善意の行動を取った場合はたとえ失敗しても結果責任は問わない」という善きサマリア人の法が日本でも整備されることを願いたいです・・・.

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医療対応が必要な案件の頻度はどの程度か?

 JALのおける機内医療ケースは2019年には年間596件起きており,医師への協力要請を必要としたのが191件あったとのことです.あれだけ多くの航空機が飛び交う日本で,年間191件というのはかなり稀だとは思います.私もこれまでドクターコールに遭遇したことはありません.

要請辞退はできる?

 飲酒や体調不良など対応が困難な場合はその旨をCAに伝えれば辞退可能と記載されています.なお,登録の時点で医師の専門科も記載するのでCA側は何科の医師が搭乗しているか分かっているようです.

まとめ

 実際,機内で急変があったとしても医師としてできることは少なく,緊急着陸の必要性の判断が最も大きな鍵となるのかもしれません.万一呼ばれた際にはかなりの戸惑いは生じそうです.

 登録の特典としてサクララウンジが年3回利用できるようになるのはメリットだと感じました.私は元々年に数回しか飛行機に乗らないので3回で十分です.飛行機のヘビーユーザーの方は自ずと航空会社の上級会員になっていると思うので,私のようにたまにしか飛行機に乗らない人にとってはメリットはあるかなぁと感じました.

 国際線のサクララウンジが利用できないのは残念です・・・.

なお,ANAにも医師登録制度はありますが,3000マイルの付与のみの特典であり,JALとは結構な差があります・・・.

 

 

 

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