昨今、全世界的に自動車業界はEVへの移行期となっています。
それでも一時期ほど、「全車一気にEVにシフトするぞ」という空気感ではなくなり、しばらくはハイブリッド車(PHEV含む)とEVが混在する形となる未来が濃厚です。
メルセデス・ベンツはEVは「EQ」というブランドを用いています。
一番初めに登場したのは先代GLCベースのEQCです。
その後、EQA、EQB、EQE、EQSと順当にモデルを拡大しています。
さらに「EQE SUV」「EQS SUV」という車名まで加わっています。
EQA、EQB、EQCについてはそれぞれGLA、GLB、GLCがベースのSUVなのに「SUV」が車名についていません。
今後、セダンのAクラスやCクラスをベースとしたEVが登場したらどうするのでしょうか・・・。
早くも車名に矛盾を孕んでいるような気がします。
一方、2024年にワールドプレミア予定の次期アウディ A5ですが、こちらは従来のA4の内燃機関バージョンという棲み分けになります。
アウディ「A4」後継となる新生「A5アバント」がフルヌードで出現!そのスペックとは?
アウディが新型モデルに順次新命名法を採用。A4後継モデルとなるICE搭載「A5」では伝統のセダンが消滅する可能性も。新生A5のワールドプレミアは2024年後半と見られている。
これからアウディは偶数番号モデルは段階的に純EVへ移行し、奇数番号モデルは内燃機関搭載車という新しい命名規則になるとのことです。
アウディはセダン系は「A」、SUV系は「Q」を用いているので、メルセデスよりは分かりやすいですが、それでも当面は困惑は避けられないでしょう。
過渡期なので、各社ともに未来を見通すのに苦労している様子が窺い知れますね。
私は現在乗っているCLA200dが純内燃機関の最後の車両になる予感もしているので、思う存分フィーリングを味わっておこうと思います。
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