昨日に引き続いてミシュランタイヤの考察です。
ミシュランのプレミアムコンフォートタイヤとしてPrimacy4+とe・Primacyがラインナップされています。
Primacy4+は従来型のPrimacy Hp、Primacy3の系譜を踏襲する王道モデルである一方、e・PrimacyはEVの航続距離延長なども視野に入れた転がり抵抗低減を最重視したタイヤです。
日本のラベリング制度でも特徴はよく現れています。
●Primacy4+
●e・Primacy
このように転がり抵抗とウェットグリップのどちらを優先するかという悩ましい選択を迫られるのです。
How Tires Can Save You Money on Gas & Some Shocking Truths About ECO Tires!
こちらの動画ではエコタイヤがどの程度ウェット路面での制動力が悪化するかについて考察されています。
このように転がり抵抗は圧倒的にe・Primacyが少ないです。
一方、ウェット路面での80km/hからの制動距離はPrimacy4と比較してe・Primacyは4m以上も伸びてしまっています。
ハイドロプレーニング現象でタイヤが路面から浮いてしまう速度についてもPrimacy4は非常に優秀で85km/hとなっていますが、e・Primacyは最下位で75km/hとなってしまっています。
e・Primacyは比較用に登場した激安タイヤのPetlas Imperium PT515と比較しても性能が悪いということになっています。
ここまでウェット製のに差が出てしまうと安全性に懸念が残りますね。
私はCLA200dにPrimacy4+を選択しましたが、安全性を最優先するメルセデスブランドとしてはe・Prymacyを選択しなくてよかったと感じました。
少量の燃料代をケチってウェットでの安全性を犠牲にするのは良くないと思います。
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