【メルセデス・ベンツ】CLA200dのリアデザインから考えるメルセデスデザインの変遷【大きな流れ】

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 CLA200dで一番気に入っているエクステリアの角度はリアです.

 やや尻下がりかつ横長のテールライトはSクラスクーペ,Eクラスクーペ,Cクラスクーペに通じるテイストであり,メルセデスの「クーペ」の一員であることを感じさせられるデザインです.

 もちろんCLAよりも前に登場したCLSのリアにも似ています.

 一方,同時期のセダン系については縦基調のリヤデザインが採用されていました.

 2013年に登場した先代Sクラスから始まり,2014年に登場した先代Cクラス,2016年に登場した現行Eクラスの前期型と3クラス揃って相似形の縦長のリアコンビネーションランプが採用されていました.

 流れが大きく変わったのは2018年6月に登場した現行CLSからです.

 これまでのデザインテイストから一気にかけ離れたサメ顔となり,無駄なキャラクターラインを廃止した「Sensual Purity(官能的純粋)」と呼ばれるデザイン言語になりました.

 このCLSが大きな境になっているような気もしますが,とりわけCLSのリアデザインについては前述のSクラスクーペ(2014年〜),Eクラスクーペ(2017年〜),Cクラスクーペ(2016年〜)に倣ったものとなりました.

 フロントは大きくデザインテイストを変更しながらリアは従来からのクーペデザインを踏襲してメルセデスらしさを残すという設計は非常に巧みだなぁと思わされます.

 セダン系は2019年のAクラスセダン以降,現行Eクラス(後期型),現行Sクラス,現行Cクラスと全て横長のリアコンビネーションランプにシフトしています.

 クーペ系についてはCクラスクーペとEクラスクーペが統合したCLEが登場予定ですが,クーペ系のリアスタイルに新しい一石を投じるのか,はたまた従来のクーペ系の尻下がりかつ横長テールを踏襲するのかが興味深いですね.

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