メルセデス・ベンツのAクラスファミリー(A、Bクラス、CLA、GLA、GLB)は2023年のマイナーチェンジで後期型となり、センターコンソールにあったタッチパッドが廃止され、小物入れになってしまいました。
さらに前期型にはセンタータッチパッドの周囲に「お気に入り」「メディア」「電話」「車両」「ナビ」などの多くのショートカット物理ボタンが存在していましたが、後期型ではボリュームスイッチと走行モード切り替え、360度カメラ起動のスイッチ以外は全て削除されてしまいました。
先日、私の前期型CLA200dの代車で後期型のCLA180に乗りましたので、レビューしたいと思います。
小物入れは使い道が少なそう
センターコンソールの一等地にあったタッチパッド跡地は薄い小物入れになりました。
サイズとしては決して大きくはなく、iPhone 15でもはみ出てしまう大きさでした。
実際のところ、何を置くとちょうど良いのは不明です。
一応ラバーが貼ってあり、滑り止め加工はされていますが、従来型のタッチパッドの質感と比較するとチープな印象でコストカット感が漂います。
フルモデルチェンジであったならばこの場所に小物入れを作る設計にはなっていないでしょう・・・。
現在地表示に戻るのが不便
前期型では「NAVI」ボタンを押すことでナビの表示を現在地に瞬時に戻すことができましたが、後期型では画面をタッチして操作しなければできなくなりました。
拡大縮小も不便
前期型ではタッチパッドをピンチイン、ピンチアウトすることで拡大縮小できましたが、後期型ではこちらも画面をピンチイン・ピンチアウトしなければなりません。
画面をピンチイン、ピンチアウトするのは爪が長かったりすると意外にやりにくかったりするので、女性の方はより注意した方がいいかもしれません。
まとめ
後期型はワンレイヤーコンセプトとしてナビのトップ画面に多くのメニューを配置して、そちらから各種操作を開始できるようにソフトウェアのUIは改良されています。
一応、そのため前期型と比較して操作性の悪化は最低限に保たれているような部分もあります。
とはいえ、物理スイッチの減少は利便性悪化を招いていることは事実です。
半導体不足などの事情はあるのかもしれませんが、同じタッチパッドを搭載しているGLEなどは後期型でもタッチパッドが残されているので、Aクラスファミリーも頑張って残して欲しかったところですよね。
前期型の360度カメラのクイック起動方法については下記記事をご参照ください。
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