【メルセデス・DS】CLA200d,DS3クロスバックのヘッドアップディスプレイ比較【ガラス投影式かアクリル板投影式か?】

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 昨今,多くの車で装備されるようになってきたヘッドアップディスプレイには大きく分けて2種類あります.フロントガラスにそのまま投影される方式と,フロントガラス手前にアクリル板を立てて,そちらに情報を投影する方式です.

 基本的にはフロントガラスに投影する方式の方が技術的には高度であり,アクリル板投影式の方がコストが安いという特徴があります.

 フロントガラス投影式では純粋にフロントガラスに速度や前車との車間距離などの情報が表示されますが,アクリル板方式だと,前方視界にアクリル板が入ってくるので,若干視界の邪魔に感じてしまう人もいるかもしれません.

 さまざまな評論家の意見を確認すると,やはりフロントガラス投影式の方が高評価であり,アクリル板方式は賛否両論な状態でした.

 私のCLA200dはフロントガラス投影式であり,実際,非常に視認性もよく,毎日大満足で利用しています.

 一方,DS3クロスバックではアクリル板投影式となっています.DS3クロスバックではヘッドアップディスプレイは上級のグランシックのみに装備されるアイテムとなっています.購入検討している時点では,これがガラス投影式であれば何の迷いもなくグランシックを選ぶ材料になっていたのですが,アクリル板投影式であったため,非常に悩みました.アクリル板が視界の妨げに感じて結局ヘッドアップディスプレイを使わないというようなことになったらどうしようという不安がよぎっていたからです.

 しかし,いざ,納車されてみると,アクリル板投影式のヘッドアップディスプレイも全く問題なく実用的なものだと感じることができました.

 ガラス投影式のヘッドアップディスプレイにおいては情報表示はドライバー視野のやや上の方にすることが可能であり,先行車と完全にオーバーラップするように映し出すことができます.一方,アクリル板投影式のヘッドアップディスプレイはドライバー視野の下の方にしか表示できず,情報表示は先行車よりも視野の下方に映し出されます.そしてアクリル板自体も先行車よりも視野の下方になるため,先行車などのドライビングに重要なものはアクリル板越しにみるわけではないので,アクリル板が運転の視野の妨げに感じることはないのです.

 その反面,ガラス投影式と比較すると,ヘッドアップディスプレイの情報は視野の下方になってしまうため,運転時の視線移動の距離はやや多くなってしまうのは致し方ないところと言えるでしょう.

 とはいえ,アクリル板方式でも十分に実用的であり,レーダークルーズコントロールの作動状況などがヘッドアップディスプレイに常に映し出されているのは大変心強いと感じます.メーター内でこれらの情報を確認しようとすると大きな視線移動,焦点距離の変更などが必要になり,目の疲れに直結すると思います.なお,車に詳しくない同乗者からはアクリル板を見て,「その板何?」と質問されるかもしれませんが,それもまたハイテクな車に乗っているというアピールにもなるかもしれませんねw.

 結果的に,私はCLA200dおよびDS3クロスバックにヘッドアップディスプレイを選択しておいて本当に良かったと感じています.ヘッドアップディスプレイは「なかったらなかったで大きな問題にはならないが,快適性には直結する」という装備の代表格のように私は思います.

 

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