【メルセデス・ベンツ】新型Cクラス(W206)最小回転半径は?【後輪操舵は必要か?】

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 2021年夏に登場した新型Cクラス(W206).

 先代Cクラスに設定のあったエアサスを廃止し,AMGラインへの追加オプションとしてリア・アクスルステアリング(後輪操舵)が14.5万円のオプションで設定された点が目新しいです.

 後輪操舵時代はかなり昔から多くのメーカーで一部車種で採用されていましたが,操舵フィールに違和感がある場合もあり,主流とはなっていませんでした.近年になり,多くのプレミアムブランドでその価値が見直され,採用する車種がまた増えてきている印象です.

 とはいえ,Sクラスや7シリーズなどの大型サルーンやルノーメガーヌRSやGTなど完全なスポーツモデルでの採用が目立ち,古典的なDセグセダンであるCクラスに設定してきた点にはやや驚きを感じます.

 大型サルーンはどうしても最小回転半径が大きくなってしまうので後輪操舵で小回り能力を確保する価値は大きいです.

 ただ,Cクラスは先代モデルで最小回転半径5.1mとクラストップの小回り性能を持っていました.

 新型の最小回転半径はどうなのでしょうか?

 公式ページの諸元にはまだ記載はありませんが,発表会などでの数値では後輪操舵なしで5.2m,後輪操舵ありで5.0mとなっているようです.

 後輪操舵なしで5.2mは十分に優秀な数値ですし,1820mmの車幅も今となっては扱いやすいコンパクトサイズと言えるでしょう(CLAですら1830mmあります.)

 以上の点から,小回り性能を求めて後輪操舵を装着させる意義は少ないように感じてしまいます.

 低速域での挙動にはやや落ち着きがなくなり違和感もあるとの試乗レビューも散見されるので,街乗りメインの方はむしろ装着しない方がいいのかもしれません.

 リヤタイヤは低速では逆相に切れて小回り性能を担保しますが,60km/h以上の高速域では同相に切れてカーブでの安定感を向上させています.そのため,高速道路利用の多いユーザーの方が後輪操舵をオプション装着するメリットが大きいような気がします.

 いずれにせよ,癖のあるオプションなので試乗で乗り味を比較してからの購入が良いでしょう.

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