医学生のアルバイト事情

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 今日は医学生のアルバイト事情について書きたいと思います.

 結論から言うと個人個人様々です.

 元々,医学部進学を目指す高校生は高校時代にバイトしていない人が大半ですからほとんどの医学生は大学一年生からバイトを始めることになります.私の出身校は田舎でしたので,まずは車の免許取得が優先で,免許取得できた学生からバイトを始めるという感じでした.

 居酒屋やファーストフードなどの飲食店でのバイトをする人もいれば,塾講師や家庭教師をする人もいます.私もマクドナルドで働いていたこともあれば,家庭教師で中学生を教えていたこともあります.飲食店だと時給1000円以下ですが,家庭教師や塾講師であれば時給2000-3000円は稼げるので,稼ぎだけを求めるのであれば,後者主体になります.

 ただし,飲食店バイトがダメかというと決してそんなわけではありません.なぜなら医師という職業はサービス業であり,学生時代から多くの人に対して店員として接する経験はかけがえのないものになるからです.このようなことをすると揉めるとか,このような発言をすると丸く収まるなど,不特定多数とのコミキュケーション能力向上が期待できるのです.安易に怒ってはいけないという忍耐強さも身につくと思います.これらの経験は医師になってから,外来や当直などで,気を遣う患者さんの応対をする際に,非常に役に立ちます.

 家庭教師はどうかというと,大学1年生の身分にして,いきなり先生と呼ばれる職業になり,気分はいいですが,人格的な成長は飲食店ほどは見込めない印象です.とはいえ仕事内容は中高生の未来に影響を与えるため,責任伴います.私の場合はあまり賢くない中学生を教えており,あまり成績向上に寄与できなくて申し訳ない気持ちになることも多かったです.特に,中3の生徒を相手に何回もABCD・・・XYZのアルファベットを覚えさせようと頑張るも,結局最後まで覚えてもらえなかった時は凹みました・・・.

 また,そもそも親からの仕送りが十分にあるため,アルバイトしないという学生もおり,本当に人それぞれです.お金が欲しい,経験が欲しい,時間が欲しいなどそれぞれの価値観のもと,バイトするしないを決めている感じでした.

 それでも,医学部の臨床の先生方の中では,深夜の居酒屋で酔っ払い客を扱うバイトが一番将来の夜間救急外来に耐えうる精神力が身につくのでおすすめという意見が多いのも印象的でした.

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