【メルセデス・ベンツ】CLA200d DCTはメリットがあるのか?【デメリットはあるが・・・】

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 私のCLA200dにはメルセデス内製の8G-DCTと呼ばれるデュアルクラッチトランスミッションが採用されています.

 DCTでは偶数段と奇数段を交互に使用することができるので,次のギヤを予め準備して回転数を合わせることが可能で,シングルクラッチのトランスミッションと比較して素早い変速ができるというメリットがあると言われています.

 しかし,CLA200dのDCTは良くも悪くもトルコンATかのようなゆっくりとした変速感であり,普通に街乗りをしているレベルではあまりDCTの存在を意識しません.

 高回転まで回してシフトアップした時の繋ぐ感じは「コクッ」と次に段に切り替わる小気味いいものですが,トルコンATと比較して非常に優れているかと言われると疑問です.

 その一方で,DCTには癖のようなものもあります.

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 上記記事でまとめていますが,微低速域でラフなアクセルワークをするとトルコンAT搭載車よりもギクシャクしやすいです.

 アクセルワークをなめらかに操作できる人であればそんなに違和感なく運転できると思いますが,アクセルをスイッチのようにオンオフ繰り返す運転をするような方にとっては扱いにくい車だと感じてしまうことでしょう.

 個人的には「車との対話」が濃密にできる感じがしてDCTは全く嫌いではありませんが,万人受けするのはトルコンATだと思われます.

 ストップアンドゴーが多い日本国内においては国内メーカーがほとんどDCTを採用していないのも頷けます.

 ただ,少なくとも私のCLA200dに関してはゼロ発進時のジャダーのようなものは皆無であり,街乗りがそんなに苦手かと言われればそうでもないように感じます.

 あくまで微低速域での繊細なアクセルワークが求められるという点がトルコンATよりシビアということかと思います.

 あとは坂道発進でHOLD機能を使用しないと擬似クリープが弱くて後ろに下がってしまうというリスクがあるので,このあたりも慣れは必要です.

 私がCLA200dに4年以上乗って感じたのは,期待したほど「DCTだから運転が楽しい」ということはなく,「意外とフツー」という印象です.

 乗って楽しいスピードシフトなDCTをお望みの方はAMGモデルをお買い求めくださいということだと思います.

 経済的には高速燃費などの面ではDCTの方がトルコンATより伝達ロスが少なく効率がいいというメリットもあるとは思いますが信頼性の面ではトルコンATの方がロングライフと言われているので,このあたりも悩ましいところですね.

 

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