【メルセデス・ベンツ】ACC中にステアリング操作の検知について【トルク感応型でも】

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 現行Aクラスファミリー(A,Bクラス,CLA,GLA,GLB)はマイナーチェンジ前のモデルは全車速追従クルーズコントロール作動中にステアリングを握っているかどうかについてはトルク感応型となっています.

 つまり,長い直線道路などでステアリング左右に力を加えていない状況が続くとステアリングに手を添えていたとしても「ステアリングを握れ」とのアラートが表示されます.

 アラートは初めはメーターディスプレイへの表示だけですが,それでも放置し続けると警告音が鳴り,さらに無視すると自動でハザードランプを点滅させて停車するというロジックになっています.

 もちろん,ステアリング左右どちらかに僅かに力を加えてあげるだけでアラートは解除されるので,実用上は大きな問題にはならないのですが,その僅かなステアリング操作で車が左右に揺れるのを嫌だと思う状況もあるかもしれません.

 そんな場合はステアリングのACC速度調整スイッチなどの物理スイッチを操作するか,ステアリングの黒い四角形の静電タッチセンサーに指を触れるだけでアラートを解除することも可能です.

 個人的には静電タッチセンサーに触れて解除するのが意外とお気に入りだったりします.(もちろん,ステアリング自体を操作して解除することも多いのですが.)

 なお,マイナーチェンジされたAクラスファミリーの後期型はステアリング自体が静電容量式に変更されているので,ステアリングに手を添えているだけで直線道路での警告が表示されることはなく,快適性が向上しています.

 ただし,ステアリングの物理スイッチが廃止され,ステアリングスイッチ自体も静電センサーになってしまったので,使いにくいという声があるのも事実です.

 後期型ではセンターコンソールにあるタッチパッドの廃止もされている等,改善と改悪が入り混じっている内容になっていますので,新車・中古車を複合的に検討される場合はよく注意する必要がありますね.

 

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