メルセデス・ベンツが2023年2月にマイナーチェンジで国内へ導入した新型Aクラス・Bクラスでは「アダプティブハイビームアシスト」が全車標準装備となりました.
実はメルセデス・ベンツのライトシステムの名称はややこしいのです.
一般に,アダプティブハイビームと言えば,複数のLEDを独自制御して先行車や対向車を遮光して照射範囲を調整してくれるシステムのことを思い浮かべる方が多いと思います.
しかし,メルセデスの「アダプティブハイビームアシスト」とは先行車や対向車を認識すると自動的に「ハイビーム」,「ロービーム」の2種類を切り替えるだけに留まります.
所謂,ハイ・ロー自動切り替えの「オートマチックハイビーム」のことを指します.
そして「アダプティブハイビームアシストプラス」というバージョンになって初めて,片側18個ずつのLEDを独立制御して照射範囲を自在にコントロールしてくれるシステムにレベルアップします.
ステアリングの向きに合わせて照射範囲を調整してくれるアクティブヘッドライト機能や交差点や急カーブなどでワイドに照射してくれるコーナリングライト機能も備わります.
時速80km/h以上になるとライトの照射範囲と明るさが増し,視認性が向上する「ハイウェイモード」や低速時に光を広く分散して道路沿いの照度を向上する「市街地用ライト」機能も搭載されます.
プレミアムブランドらしく,「アダプティブハイビームアシストプラス」になれば充実した機能になりますが,「アダプティブハイビームアシスト」のみであれば廉価な国産車でも搭載されているものと同レベルに留まります.
逆に言えば,今回のマイナーチェンジ前の前期型AクラスはAMGラインをつけなければハイビーム切り替えは完全にマニュアルであったとのことです.
今回のマイナーチェンジで非AMGラインの機能向上はされましたが,田舎道での夜間走行が多い人にとってはAMGラインを装着し「アダプティブハイビームアシストプラス」まで装着することをお勧めします.
田舎道での夜間走行が少ないのであればそこまでは不要という考え方もアリだとは思います.(LEDヘッドランプは標準装備なので,明るさ自体は十分です.)
CLAなどAクラスファミリーのメカニズムについて解説した下記雑誌はおすすめです.
コメント
街乗りにディーゼルは向いていませんね。
構造上、ディーゼルはエンジン内燃えかすや不純物が付着しやすく、長距離を走っている間にクリーンになります。
従って、ちょい乗りを繰り返すとエンジン内や排気系に付着した不純物が堆積します。
これは故障の大きな要因になり、修理代が嵩みます。
特に中古を買う場合は、前オーナーがどんな風に乗っていたか、注意しましょう。
走行距離が短くても飛びついてはいけません。
コメントありがとうございます.
おっしゃる通り,ディーゼルは煤問題が懸念ですね.
私のCLA200dは5年目に突入し,今のところは快調ですが,保証が切れた後に巨額の修理が必要になるかと思うとドキドキです・・・.