CLA200dには現行のAクラスから搭載されたMBUX第一世代のナビシステムが採用されています.
Aクラスが他のどのクラスよりも先駆けて導入されたシステムですが,従来のCOMANDシステムのナビと比較すると地図は高精細ですし,グラフィカルな表示にも対応してくれています.
地図システムは三菱製という噂もありますが,確かに納得のクオリティです.
ナビのルート案内は圧倒的に時短になるルートをどんどん選んでくれるというわけではなさそうであり,おそらくgoogle mapの方が優秀なルートを選んでくれるかもしれません.
ただ,このあたりは国産車のナビでも言えることであり,似たり寄ったりでしょう.
ちなみにルート案内中は画面右上に「DRG ON」という表示が出ます.
これは「Dynamic Route Guidance」の略であり,目的地に最短時間でルートを検索・案内する「動的経路案内システム」のことです.
道路交通情報通信システム「VICS」の情報をもとにルートを案内しているときに「DRG ON」と表示されます.
渋滞があると「DRG ON」の色が黄色や赤に変化します.
実際,本当にそのルートが早いのかは良く分かりませんが,知っている行き先でも「ラッシュアワーだけど,どっちから行った方が早いかなぁ・・・」と悩むシーンではルート案内をさせてみるのもアリかもしれませんね.なお,DRGについてはMBUX世代から搭載されたわけではなく,COMANDシステムの頃からあったようです.
地図の更新は購入後3年間は無料です.以降は年間17000円でアップデート可能です.
ちなみに.私のCLA200dは2022年9月にディーラーで車検を行い,地図更新をしてもらったはずなのですが,「メルセデス・ミー」アプリを確認すると無線によるOTAアップデートが10月4日に自動で完了したことになっていました・・・.
一応,「ディーラーアップデート」「USBアップデート」「OTAアップデート」の3種類あり,「OTAアップデート」は自分の住んでいる地域のデータを自動で更新してくれるという機能のようです.今回はたまたまディーラーアップデートの直後に発動してしまったようです.
とはいえ,外車メーカーにも関わらず,国産車並みに凝った素晴らしいナビを用意してくれるあたりはメルセデスのローカライズのこだわりを感じる部分ですよね.
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