最近のメルセデスベンツはほとんどの車種においてウインカーレバーと反対側のステアリング右側に電子式シフトレバーを装備しています.
操作方法は独特ですが慣れてしまえば最低限の動作で動かすことが可能です.
シフトレバーは運転中,頻回に使うものでもないので,センターコンソールに配置する必然性は乏しいというのはメルセデスの考え方なのだと思います.
このおかげで,センターコンソールにはMBUXの操作パッドを置くことができています.
今回はこのシフトレバーの操作ロジックについてまとめます.
Pはあまり使わなくても大丈夫.
シフトレバーの先端のスイッチを押し込むことでPに入れることができますが,駐車が終わり,車から降りるタイミングでエンジンスイッチを押してエンジンを切ってしまえば自動的にPに入るので,あまりPスイッチを使うことはありません.
このおかげで車を停めてから押すスイッチが1つ減るので楽だと思います.
ドアを開けるとPに入る.
停車中にドアを開けるとPに入るというロジックになっています.昨日の記事で,フットランプの不具合について報告しましたが,この不具合はドアの開閉で直ります.
信号待ちなどのタイミングで開け閉めするだけでいいのですが,それをやってしまうと自動的にシフトがPに入ってしまいます.
このため,青信号になったときにPに入っていることに気づかずに盛大に空ぶかしをしてしまうということも起こり得ます.
走行中の操作はNに入る
国産車のウインカーの場所にシフトレバーがあるので,慣れないと走行中に触ってしまうこともあり得ます.
この場合はNに入るだけなので,落ち着いて,シフトレバーを下に操作することでDに戻すことができます.
この安全性は良いと思います.
まとめ
一見,特殊な操作ロジックとなっているメルセデスですが,非常に理に適った方式で安全性も高いと思います.
むしろ,センターコンソールにシフトレバーが鎮座している車を見るとスペースの無駄に感じてしまう今日この頃です.
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