【メルセデス・ベンツ】CLA200d ESP制御について【極めて自然】

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 CLA200dは前輪駆動モデルです.

 後輪駆動モデルよりは雪道での加速時の安定感は高いですが,それでもタイヤが空転してしまうことが多くあります.

 その際,メーターディスプレイ内にオレンジ色で車が山道を走っているアイコンが点灯します.

 これが横滑り防止装置ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)の作動を表しています.

 オーバーステア(カーブなどを曲がるときに車が内側に切れこむ現象)やアンダーステア(カーブなどを曲がるときに車が外側に膨らむ現象)を4輪のブレーキを独立して自動的に制御することによりニュートラルステアに戻す機構です.

 さらにトラクションコントロールの制御も含まれており,加速時にタイヤが空転してグリップが失われることを防ぐことができます.

 実際,雪道で強めにアクセルを踏むとESPのアイコンが点灯するのですが,その作動感は極めて自然です.

 スロットルが極端に絞られているような感覚はなく,ごく自然なフィーリングで過剰なフロントタイヤの空転を抑制してくれています.

 なお,スタックしてしまった場合などはEPSをオフにすることが可能です.(その方が勢いに任せて雪からの脱出がしやすくなることがあります.)

 ESPはセンターディスプレイの設定項目を操作することでオフにすることは可能ですが,安全装置なので,基本的にはもちろんオンで常用するのが推奨されています.

 ちなみに雪道の加速時にはESPのアイコンはよく点灯しますが,アクセルを踏み込んでいないコーナリング時などは基本的には点灯しません.

 雪道でそんなに無茶なドリフトをしないので当然と言えば当然かもしれませんが,コーナリングで万一姿勢が不安定になったとしても電子制御で最後はなんとかしてくれるというのはドライバーとしては安心感が高いものです.

 ちなみに,DYNAMIC SELECTでスポーツモードを選択した場合はESPもスポーツセッティングになります.

 横滑りをある程度許容してスポーティーな走りを楽しめるというモードです.

 とはいえCLA200dはFFなのでパワードリフトもできませんし,そもそも一般道でタイヤを滑らせるような走行をする人は極めて少数派でしょう.ESPはあくまで緊急回避時のスピン防止などが主目的な安全装置なので,CLA200dでESPをスポーツにする必要性は薄い印象です.コンフォートモードのESPの方が安全性が高いです.

 ESPのセッティングがスポーツになるとその分,安全マージンは小さくなることになるので,スポーツモード加速感が好きでスポーツモードを常用したいという方は「Individual」モードでステアリングとエンジンを「スポーツ」にしてESPのみを「コンフォート」にしておくと緊急回避などの場面に遭遇したシーンでもより安全マージンの大きな「スポーツモード」として使えるかもしれません.

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